ドンキの本気、売り切れ御免のPB商品「ジェネリックREGZA」

まだまだあるぞ、ジェネリック家電

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ドン・キホーテの4K対応大型液晶TV、初期ロットがまたたく間に完売

2017年6月21日、ドン・キホーテは同社のプライベートブランド(PB)「情熱価格+PLUS」として6月15日から発売開始した『50V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ』が1週間で予約注文も含めて初回生産分の3,000台に達し、予約を一次休止すると発表しました。

このテレビは、東芝映像ソリューション製メインボードが搭載されているため一部では「ジェネリックREGZA」と言われ、税別54,800円という価格もあいまって発売時から大きな注目を集めていたもの。その噂を耳にして早めに現物を確認したいと思っていた矢先だっただけに、予約の一次休止という発表は残念です。

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ドンキはPBに本気

ドン・キホーテといえばかつては深夜営業=若者のたまり場として有名でしたが、近年は食品まで含めた総合小売業態に変貌しつつあります。もはやニッチではなくメインストリームの企業と言えるでしょう。

そして、規模の拡大が進むにつれて自社でしか手に入らないPBを手掛けるようになるのは他の小売企業と変わりありません。そして、その取り組みは至って本気だと言えます。

ドンキホーテは現在PBを以下の3つのラインで展開中で、今回のテレビは2つ目のラインに属する商品です。

  • 「情熱価格」日常生活に欠かせない商品の価格訴求ブランド
  • 「情熱価格+PLUS」お買い得感を演出する付加価値ブランド
  • 「情熱価格プレミアム」最上級ライン

ちなみに、同社のおすすめを調べると、情熱価格プレミアムのカテゴリーとしてヒールを自分で交換できるビジネスシューズが紹介されています。

これはワンタッチでヒール部分を新しいものに交換したり、左右を交換してすりへりのバランスを取ることができるというもので、一度買ってみようかと感心するアイデア商品です。

商品ジャンルを見ても、食品、家庭雑貨、キッチン雑貨、美容・健康、衣料品、家電、インテリア・家具・寝具、スポーツ・アウトドア、自動車関連、ペット用品など多岐にわたっています。

ドンキは今年「ジェネリック家電製品大賞」を初受賞

今回のTVの売り切れには実は伏線があります。

2017年3月14日、同社は一般社団法人ジェネリック家電推進委員会による第4回『ジェネリック家電製品大賞』において「情熱価格 ジブン専用PC&タブレット」(税別販売価格19,800円)が大賞とデジタル家電部門賞を、「情熱価格+PLUS 米屋がこだわった三合ジャー炊飯器“絶品ごはん”」(税別販売価格7,980円)が調理家電部門賞を受賞。これはドンキにとって初の受賞となりました。

ほかにもある楽しい受賞商品

ちなみに、上記以外のジェネリック家電受賞商品を見ると、次のような、なかなか楽しい商品が並んでいます。

  • デザイン家電部門:ドウシシャ「20型ハイビジョンLED液晶テレビVT203-BR 」
  • アウトドア&防災家電部門:山善「Qricom野外ラジオ YR-M100」
  • 生活家電部門:石崎電機製作所「男前アイロン・コードレス SI-311L」、山善「空気をキレイにするホットカーペット SUEF-S200」
  • ユニーク家電部門:ピーナッツクラブ「D-STYPLIST わたあめ屋さん」
  • AV家電部門:城下工業「ヘッドホン SW-HP10s」

安全性とアイデアで勝負

よく考えてみると、何がジェネリックなのかという点は判然としない気もします。しかし、細かいことは抜きにして、いわゆるナショナルブランドとは異なる価値訴求型やアイデア訴求型の家電というのは、安全性さえ担保されるのであれば消費者にとっては好ましいことに間違いないでしょう。

この分野のメーカーとしてはアイリスオーヤマが有名で、小売PBとしては古くはダイエー、最近では良品計画やニトリが家電にも真剣に取り組んでいます。秀逸な空間を演出する蔦屋家電も忘れてはいけないでしょう。

アイデアや価値に対価を払い、それが経済活動を活発化することは望ましいことです。価値観が多様化する中、ひとりひとりの生活を豊かにするような家電が増えていくことに期待したいと思います。

投信1編集部

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