【日経平均株価】年初来高値を更新。2万円台が定着し、さらに上を目指す動きか

【株式テクニカル】2017年6月24日

年初来高値更新するが、週末前は上値の重い動き

2017年6月23日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より22円16銭高の2,0132円67銭となりました。3日ぶりに反発しました。

今週は週初から上昇し、20日にはザラバで20,318円、終値で20,230円と、いずれも6月2日以来、半月ぶりに年初来高値を更新しました。ただしその後は、高値圏での利益確定の動きも出て、週末前には買いが手控えられ、伸び悩みました。とは言うものの、下げ幅は小さく、終値が2万円を割り込まなかったところにも下値の堅さを感じます。

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先週は日米英の金融政策決定会合が行われ、無難に通過しました。手がかり材料もないことから、今週どちらに動くか注目されました。

市場の判断材料はやはり円相場となったようです。19日にダドリー・ニューヨーク連銀総裁が講演し、米国の景気拡大について、総じて良い状況であり、利上げ継続の必要性を訴えたとされ、米株高や円安が進行しました。

ただし、こちらも週末前にかけて円安の動きは続いていません。23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に上昇し、1ドル=111円25~35銭で終えています。

来週の動きはどうなるでしょうか。米株市場、円相場、日経平均ともに、小じっかりとしている印象を受けます。23日のダウ工業株30種平均は21,394ドルで引けています。原油安が続いているにもかかわらず、週間では10ドル高となっています。円相場についても、今月一時、1ドル=108円台まで円高となりましたが、先週から111円台に戻り安心感があります。

25日にダドリー総裁、27日にはイエレン議長の発言が行われます。7月には連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。雇用統計、消費者物価などの米景気指標も発表されます。足元は高値圏で、動きが読みづらいところではありますが、ここから反落するよりは上値に期待できると思います。積極的に付いていきたいところです。

25日移動平均線に支えられ反発するが、週後半には押し戻される

今週の動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月15日に25日移動平均線で反発した動きを引き継いで、週初19日は大きな陽線で始まりました。20日にはさらに窓をあけて上昇し、年初来高値を更新しました。

ただ、20日のローソク足は実体が短く上ヒゲが長い形となり、直近の天井圏を予想させます。実際に、翌日から3日間は陰線が続き、窓を埋めてしまうことになりました。

大きな上昇トレンドが形成されたことから、一段上のステージに期待

今後の動きはどうなるでしょうか。チャートの形は強気を示しています。5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線がともに上昇しており、さらにそれぞれの間隔が扇を開くように広がっています。これは典型的な上昇のシグナルです。

6月2日の高値(20,239円)を抜けたことから、4月17日を直近の底とする大きな上昇トレンドラインが形成されました。20日に急上昇した窓を埋めてしまいましたが、窓の下限付近では下ヒゲの長いローソク足となっており、反発も予感させます。

来週、6月20日の高値(20,318円)を超えることができれば、視界はかなり広がっています。そのあたりを超えると上値のめどとして意識されるのは2015年6月24日の高値(20,952円)ぐらいしかありません。

逆に、来週、調整の動きになることもあります。トレンドラインのチャネルの下限、25日移動平均線が2万円前後で重なることから、そのあたりまでの戻しはあるかもしれません。ただし、そこからさらに下がるようなことがなければ、押し目買いの好機と考えていいと思います。

下原 一晃

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下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。