【公的年金の平均月額】基礎年金だけなら5.6万円。では厚生年金はいくらか
最新版:厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金・国民年金事業の概況」より
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現役サラリーマンのみなさんの中には、毎月の給与から差し引かれる社会保険料について、「ちょっと複雑だな……」とイメージを持つ人も多いでしょう。
社会保険料のひとつ「厚生年金保険料」は、私たちが老後に受け取る年金額に直結するものです。
公的年金の年金額は賃金や物価を考慮して年度ごとに見直しが行われますが、今の年金受給世代が受け取っている金額を知ることは、老後資金の準備を進めるうえで何らかの参考となるはすです。
今回は、基礎年金(国民年金)・厚生年金のしくみを整理したあと、最新の厚生労働省資料をもとに、いまの年金エイジが受け取る公的年金額を見ていきます。
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執筆者
筑紫女学園短期大学卒業後に株式会社三井住友銀行に入行。リテール営業に従事し、卓越した成績を残す。24歳で2年間銀行を休職し青年海外協力隊員としてフィリピンでボランティアをするなど異色の経歴を持つ。受賞歴多数。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。老後資金の準備や相続の相談などを得意とし自身の投資歴20年以上。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。