【株主優待の王者イオン】好決算も、収益体質の改善は道半ば

イオン(8267)が2018年2月期の第1四半期(3-5月期)決算を発表。経常利益は市場コンセンサスを上回り、まずは株価に対してポジティブな印象だが、収益体質の改善が本格的に進んだとは言い切れず、課題はまだまだ残る。

決算は株価にポジティブな印象

2018年2月期第1四半期実績は、営業収益が対前年同期比+1%増、営業利益が同+11%増、経常利益が同+8%増、親会社株主に帰属する四半期純利益(以下、純利益)が37億円の黒字転換となった。

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経常利益は市場コンセンサスを上回って着地した。ドラッグ・ファーマシー、総合金融、ディベロッパー事業の利益が堅調なうえ、懸案のGMS(総合スーパー)事業の赤字も縮小しており、第一印象はポジティブ。通期会社予想、配当見通しに変更はなかった。

しかし、収益体質の改善が本格的に進んだとは言い切れない

決算を詳しく見ると、改善したとはいえGMS(総合スーパー)事業の赤字が依然残り、せっかくのGMS(総合スーパー)事業の利益改善もSM(スーパーマーケット)事業の減益で相殺されてしまっている。純利益の黒字化には特別利益の寄与が大きいことが目に付く。収益体質の改善が本格的に進んだとはまだ言い切れない。投信1編集部では、消費環境が楽観できないなかで収益性の向上が継続できるのか引き続き注目する。

投信1編集部

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