かつては、生きているうちに自分が死んだ後のことを考えることはあまりありませんでした。

ここ最近になり「終活」という言葉が生まれ、自らの人生の終わりに向けて準備する方も増えてきました。

終活として考えるべきものには、介護、財産負債などのこと、自身のパソコンのデータやパスワード整理、終末医療の方針、葬儀・埋葬の仕方などさまざまなものがあります。

そんな中、核家族化、生涯独身のおひとりさまの増加などもあり、死んだあと遺骨を埋葬するお墓は本当に必要なのかと考える人も増えています。

全石協が行った「「老後のお墓についての心配事」についてのアンケート調査では、お墓の心配事として「お墓を維持すること42.8%」、「お墓についての心配事はない 29.4%」、「お墓をしまう事 22.7%」と続きました(2023年1月18日公表)。

出所:全石協「「老後のお墓についての心配事」についてのアンケート調査」

今回は、多様化する埋葬方法と「お墓は必要か?」について考えてみましょう。