広島のイズミ、沖縄のサンエー、東京のオオゼキは営業利益率が5%を超えるなど収益性が高いことが分かります。

オオゼキは東京都在住の方にとっては身近ではないでしょうか。店舗は環状線沿いにもありますが、店舗同士の密集度の高い商店街のアッと驚くスペースにあったりします。

鮮魚などは扱いにくい商材であるためか、そのスーパーの心意気を感じるコーナーですが、オオゼキは近隣の大手スーパー、鉄道会社系列のスーパーなどと比較しても価格面、品質面でも十分競争力があるのではないでしょうか。

そうした顧客の引きの強さによる商品の回転数が更に鮮度の良い商品をそろえるインセンティブなどが働くのかもしれません。

大手ほど経営統合、ホールディングスを形成したりと取引規模のメリットを享受しようと動きがちですが、消費者が日常で必要としている生鮮食品などは、店舗ごとに必要な商品を丁寧に準備してくれる方が消費者にとってはありがたいという気がします。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。儲かっているスーパーは消費者に還元することができる選択をより多く持っていると考えることができます。

今まで何気なく「いいスーパーだな」と感じていた店舗は儲かっていて、それが商品の品揃えや質、そして何より価格に反映されているということにも気づくと面白いでしょう。

夏休みに帰省される際には、地元のスーパーに足を運んでチェックしてみるのも面白いかもしれません。

青山 諭志