【ピンキリ老齢年金】厚生年金なら平均月額14万円は本当?年金のしくみの盲点とは
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セカンドライフの主な収入源となる「公的年金」は、国民年金と厚生年金から成り立つ「2階建て構造」です。
厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、サラリーマンだった人が受け取る厚生年金の平均受給月額は約14万円。仮にこの金額を受給できた場合でも、赤字を出さずに暮らしていくことが難しい世帯も多いでしょう。
また、「14万円」はあくまでも男女全体の平均月額という点には注意が必要です。実際に受けとる年金額には個人差があるなど盲点が潜んでいます。そこで今回は、厚生年金の仕組みや気をつけるポイントなどを整理していきます。
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執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/ファイナンシャルプランナー/MDRT日本会会員
立命館アジア太平洋大学卒業後、自動車や通信業界にて営業職に従事。その後、ジブラルタ生命保険、株式会社ほけんのぜんぶに入社し、生命保険販売業務に携わる。生活全般に関わるお金の相談に対応が可能で、特に教育費・老後資金の準備、相続の相談などを得意とする。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。表彰歴多数。2020年、2021年度MDRT日本会会員。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。