起業・独立で失敗しない! プロが教える起業の始め方

第一歩を踏み出す前に考えるべきこと

起業・独立を考えたけれど、まず何から始めればいいかわからない。そんな声をよく聞きます。そこで、起業・独立への第一歩を踏み出す前に、まず何をすべきか、その考え方をまとめました。

1. なぜ起業・独立するのか

あなたは、なぜ起業・独立をしたいのですか? まずは、このことを考えてみましょう。お金のため? 生活のため? 家族のため? 世のため・人のため? 名声を得るため? 自由を得るため? 大好きなことをするため? 自己実現のため? 社会貢献のため? などなど。人によって、その答えは違うでしょう。どれが良いとか悪いとかは、もちろんありません。

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ただ、起業・独立の動機、目的は、自分の中で明確にしておかないといけません。明確な動機や目的があるとないとでは、起業・独立してからのモチベーションが全然違います。また、動機や目的がはっきりとしていれば、起業・独立した後に多少の厳しいことがあっても乗り越えられるパワーの源泉となります。

「あなたが一生を掛けて取り組みたいテーマは何なのか?」

まずは、これを明確にしましょう。

2. 起業・独立して何をしたいのか

起業・独立して、具体的に誰に何を提供しますか? そこが明確になっていないと成功は難しいでしょう。

  1. 誰に
  2. 何を
  3. どのように売るか

この3点をできるだけ明確に頭に描いてみましょう。たとえば、東京在住の30代~40代の男性向けに、ビジネスですぐ使える英会話力を短期間で身につけられる英会話の授業を提供する。月謝制ではなく、1回あたり○○円とし、その価格を維持するために駅前ではなく、駅から少し離れた家賃の安い物件を借りる。広告費はなるべく抑え、SNSでの口コミをうまく使って宣伝をする。などです。

こうしたアイデアを無数に考えてみて、その中で良いと思えたものについてさらに調査しましょう。業界でうまくやっている企業を分析したり、競合他社と自社をいろいろな要素で比較してみたり、友人に意見を聞いてみたり。日々の忙しさの中で、考える時間を確保することが重要です。電車やバスの中で、街を歩きながら、車窓の風景や中吊り広告を見ながらなど、いろいろと考えを巡らせてみましょう。

3. これまでの経験や強みを整理する

起業で成功するには、過去に経験してきたことやあなたにしかない強みが重要となります。大手企業をはじめとして、さまざまな競合がひしめく中で、市場に打って出ていくには並のビジネスプランでは通用しません。あなたにしかない強みを提供していくのが成功への一番の近道です。

あなたにしかない強みを明確にしていくためには、自分の棚卸し(自己分析)をしてみましょう。

  • 今までの人生で経験してきたこと
  • 自分が持っているスキル
  • 自分が活用できそうな人脈
  • その他(好きなこと、趣味、特技)

などを書き出してみましょう。

そこに出現するキーワードにあなたの強みが見えてきます。自分の強みを生かして何が提供でき、どのように社会に貢献できるのかを考えましょう。

4. 事業計画書でビジネスプランを検証する

起業・独立の動機や目的、強みを活かして何をするのかが明確になったら、それらを具体的なビジネスプランにします。頭の中で構想しているだけではなく、実際に事業計画書として書いてみましょう。最初から完璧に事業計画書を書ける人なんていません。何度も検討を重ねながら、書き直していきます。

事業計画書のフォーマットはこれから起業する人向けのものを使用すると良いでしょう。筆者のような専門家の事務所でフォーマットを無償提供しているケースも多くあります。ある程度の完成度になったら、一度、無料相談を利用して専門家に相談してみるのもお勧めです。

中野 裕哲

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中野 裕哲

起業コンサルタント®、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP(R)、一級FP技能士
起業コンサルV-Spiritsグループ代表。年間約300件の起業相談を受け、起業準備から起業後の経営までをまるごと支援する。
経済産業省後援の起業支援サイトDREAM GATEで5年連続面談相談数日本一。
一日も早く起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など著書多数。