【老齢年金の平均は?】基礎年金だけなら月額5.6万円。では厚生年金はいくらか
お金の面から考える「人生100年時代」の心構え
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「人生100年時代」
これは、ロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットが、その著書「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」で提唱した言葉です。
日本では2016年にメディアなどで取り上げられ始めて以来、広く浸透しましたね。
長生きすることは喜ばしいことですが、同時に、長寿時代の新しい問題も出てきています。物価上昇が著しいいま、将来もらえる年金がどのくらいになるのか、非常に気になるところです。
今回は、いまのシニア世代がもらっている公的年金の受給額事情についてみていきたいと思います。
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執筆者
筑紫女学園短期大学卒業後に株式会社三井住友銀行に入行。リテール営業に従事し、卓越した成績を残す。24歳で2年間銀行を休職し青年海外協力隊員としてフィリピンでボランティアをするなど異色の経歴を持つ。受賞歴多数。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。老後資金の準備や相続の相談などを得意とし自身の投資歴20年以上。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。