8月21日の投信1記事『カエルの子はカエル? 年収1000万円プレーヤーが子供に伝えるお金の話』では、年収1000万円以上を稼ぐ人たちが、普段お子さんに話しているお金との向き合い方、心構えなどについてご紹介しました。

実はこのインタビューに際しては、単にお金に関するものだけでなく、生き方、人との関わり方に関するコメントも多く聞かれました。そこで今回は、年収1000万円プレーヤーが子供に身につけてほしいと考えている「人生の心得」についてご紹介します。

ところがこの内容、社会人としての心得にも通じているといえそうなのです。

嫌われることを恐れない

社会人の中にも、普段会社などで人から嫌われることや、人の評価を気にしてしまった結果、なかなか思い切ったアクションがとれない、ついつい出だしが遅れてしまうという方は多いと思います。それもあってか、子供に対して「嫌われないことを目標にしてはいけない、嫌われることを恐れてはいけない」と話す1000万円プレーヤーがいました。

たとえインターネット上などで多くの批判を集めていたとしても、臆することなく自分の信じる道を進んだ結果、成功をおさめた人の例を挙げ、「たとえ嫌われることがあっても、一部の人に好かれれば大成功」「一番怖いのは無関心」だと子供に説明するのだといいます。

もちろん子供が自分の信じる道を見つけて進んでいくことが大前提にあるわけですが、その結果として自分のやりたいことができていれば、たとえ嫌う人がいようと成功なのだ、ということでしょう。

できるフリ、わかったフリはしない

「できるフリ」「わかったフリ」を子供がしたとき、容赦なく指摘するという声がありました。できるフリ、わかったフリというのは、その場しのぎで自分を守ったことにほかならず、その分出遅れてしまうというわけです。

わからないこと、できないこと=ダメなことではありません。むしろ、わからないことがあるとき、きちんと教えを乞うことの大切さは、大人になればなるほど身に染みるものです。とはいえ、急に話を振られて思わず「はい」と言ってしまった、よくわからないけれど頷いていたら自分にお鉢が回ってきて進退窮まった…などということもビジネスではありがちなシーンですよね。

そういったシーンを見るたびに、子供がそうならないように伝えておきたい、ということがあるのかもしれません。

自分で生きる力を身につける

その多くがお金に不自由しない暮らしをしていると思われる年収1000万円プレーヤーですが、一方で、子供にはそれに甘えることなく、万が一何かあったときでも自分自身で生きていける力をつけてほしい、とも考えているようです。

そういった意味から、知識をしっかり蓄えなければ将来のアウトプットに繋がらないということや、努力なくしてお金は稼げないといったことを伝えているといいます。

また、生きる力そのものともいえる心身の健康を保つためにも、自分のストレス発散や楽しみになる趣味を持ってもらいたいとも話しているようです。確かに、社会人になっても趣味の時間に思い切りストレス発散しているという人は多いですよね。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。言うは易く行うは難し、という部分もあるかもしれませんが、実は社会人も参考にできることが多くあるのではないでしょうか。みなさんは、日頃、何を心掛けていますか?

LIMO編集部