2017年7月7日、皆が願いをかける七夕の日――「新しい投資を体験したい」という日本の個人投資家の願いを叶えるための、ある挑戦が始まりました。

日本株を取り扱う独立系証券会社として10年振りの新規参入となったFOLIO(フォリオ)。新星のごとく登場した同社サービスのベータ版運用がスタートしたのです。

同社が提案する投資は、従来の証券会社が提供してきた投資とは一線を画しています。個別の企業ではなく、投資家が気に入った「テーマ」に投資する、というのです。「ショッピング感覚の投資」といいますが、一体どういったサービスなのでしょうか。

今回は、同社広報部長の宮下雅恵さんにサービスの反響と今後の展開について話を伺いました。

当初予想を10倍以上!!!も上回る事前登録

――7月にフォリオのベータ版が利用できるようになりました。現在はどのような状況になっているのでしょうか。

フォリオ・宮下雅恵(以下、宮下):7月7日からベータ版という形で当社のサービスがスタートしましたが、当初予想を大きく上回る事前登録をいただいております。現在、事前登録をいただいた方から順次ご招待し、口座開設をしていただいています。口座開設完了後にベータ版をご利用いただけるようになります。

――事前登録ではどの程度の登録数があったのでしょうか。

宮下:詳細は開示しておりませんが、当社が想定していた10倍以上です。かなりの数にのぼりますので、実際の口座開設のご案内には少しお時間をいただいております。ただ、現時点(8月末時点)までに事前登録いただいた方には、10月上旬までにご案内を完了する予定です。

好きなテーマにショッピング感覚で投資ができる

――フォリオのサービスはこれまでの投資とは異なるということですが、どのようなことができるようになるのでしょうか。

宮下:最大の特徴は、投資家自身が興味のあるテーマを選び、それに関連する企業10社にショッピング感覚で投資ができるようになるという点です。自分の好きなテーマを選べて、それに関係する企業に投資ができるということで、これまで「投資はとっつきにくい」とお考えだった方でも始めやすいと思っています。

――「投資」が「ショッピング感覚」というのはどのようなことでしょうか。

宮下:当社に在籍するデザイナーやエンジニアが投資をより簡単に、そしてスムーズにできるようにユーザインターフェースに工夫を凝らしています。これまでネット証券を利用したことがない、また投資そのものをしたことがないという方でも、(直感的、視覚的に)テーマを選んで買いやすいといった点ですね。

(画像提供:フォリオ)

フォリオが提供する投資テーマとは

――どのような投資テーマが提供されるのでしょうか。

宮下:たとえば、バイオを中心とした「再生医療テクノロジー」、女子高生が注目する「ガールズトレンド」、またご当地テーマとして「京都」などを用意しています。

たとえば、ガールズトレンドというテーマではフリュー(6238)、スタートトゥデイ(3092)やLINE(3938)、パルグループホールディングス(2726)、クルーズ(2138)などの企業がポートフォリオに含まれています。

また、テーマが一覧できる画面にはパフォーマンスも表示されているので、テーマの一覧性とともにテーマごとのパフォーマンスも確認することができます。

(画像提供:フォリオ)

フォリオのテーマ投資とテーマ型投資信託の違いとは

――ところで、投資信託にもテーマを取り扱ったものがありますが、フォリオのサービスとは何が異なるのでしょうか。

宮下:投資信託ですと、必ずしも自分の興味のあるテーマがあるとは限りません。また、話題のテーマであっても、投信信託として購入できるようになるまでには時間がかかります。一方、当社であれば、テーマに関して短時間で組成してご提供できる体制が整っています。ですから、投資家の皆様のご関心が高まった時点で、すぐに投資していただけるのです。今後、当社がご提供できるように準備しているテーマの数は70程度です。

――テーマ組成の即時性と品揃えの多さ以外には違いはありますでしょうか。

宮下:当社のサービスと投資信託の最大の違いは、当社のサービスには信託報酬が必要ないということです。購入時や売却時の手数料は頂戴しますが(編集部注)、投資信託と違って運用期間中には手数料がかからないことが大きな特徴です。

注:売買手数料として売買金額の0.5%がかかる

フォリオ広報部長の宮下雅恵さん

今後のサービススケジュールについて

――サービスの一般公開はいつ頃利用可能になるのでしょうか。

宮下:事前登録をお済みの方から順次ご招待したうえで、11月中旬の一般公開を予定しています。

――今後のフォリオのサービス展開について教えてください。

宮下:現在、社内では米国株取り扱いの検討も始まっています。世界で注目されている投資テーマや企業にアクセスできるよう、目下準備を進めています。インターネットやソーシャルメディア、バイオやECなどは日本にも有力な企業がありますが、米国には世界を代表する企業も多いので、こうした投資機会を提供できればと考えています。

おわりに

――話は少し戻りますが、事前登録者が今後フォリオを体験する機会などはありますか。

宮下:正式なサービス開始前にはより多くの方に当社のサービスをご体験いただきたいと考えています。10月には、フォリオのテーマ投資のサービスをより理解していただけるオフラインのイベント「フォリオ体験会2017(仮)」を計画しています。また、ニュースレターも発行していきます。

―――本日は長時間ありがとうございました。

宮下:こちらこそありがとうございました。

取材協力:FOLIO(フォリオ)

 

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LIMO編集部