【業種別株価動向】機械株、鉱業株、輸送用機器株が高い上昇率

個別物色の動きが強まった相場展開

株式市場では業種別(セクター別)株価指数動向を見ていくと、株式市場動向をさらに深く理解することができる。ここでは東証33業種に関して1週間(2017年9月1日から9月7日)の株価動向を振り返る。

業種別振り返り-個別物色の動きが強まった1週間

今週は、機械株、鉱業株、輸送用機器株など5業種が上昇。

一部証券会社が投資判断を引き上げたコマツ(6301)が上昇。2018年3月期第1四半期の営業利益が28.9億円(前年同期比+101.7%)の大幅増益となった日鉄鉱業(1515)も値を上げた。

続きを読む

また、日産自動車(7201)が電気自動車「リーフ」の新型を発表したことを受け、リチウムイオン電池関連の安永(7271)が年初来高値を更新した。

一方、証券・商品先物取引株、海運業株など28業種が下落。

北朝鮮の建国記念日である9月9日にミサイルを発射するのではないかとの思惑の中、東京株式市場の売買代金が乏しいことから、野村ホールディングス(8604)は年初来安値を更新。これまで買われていた海運株も冴えず、商船三井(9104)も値を下げた。

今後のマーケット見通しの注目点

今週は、北朝鮮の地政学リスクに振り回される中、米国債務上限の3カ月引き上げなどの案で民主党とトランプ大統領の意見が一致したとの一部報道から、米国主要株指数は軒並み高となった。来週以降は好業績の主力株に加え、IPO銘柄および中小型株を中心に投資家の関心が高まる相場展開となりそうだ。

出所:SPEEDAおよび東証で取得したデータをもとに筆者作成

岡野 辰太郎

PR

岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。