働き方改革の掛け声とともに、パートタイマーやアルバイト、派遣といった非正規雇用の在り方も今後さらに議論されていくことでしょう。実際にパートタイマーとして就業する人の数は増加しています。皆さんも、過去のアルバイト経験を振り返り、何が楽しかったか、苦労したのかなどを思い返してみるのはいかがでしょうか。

学生時代といえば体力仕事

体力には自信のある30代のベンチャー経営者・A氏は、パン工場でのアルバイトを次のように振り返ります。

「大学1年の時、人生で初めてのバイトでした。友人に誘われて1晩だけでしたが。手当は約1万円で、夜から明け方まで、ひたすらストロベリークリームサンドの上の生地をかぶせたり、アップルパイの金型に油を塗ってパイシートをはったりする仕事。あまりにも単調な作業でいい思い出ではないですね」

当時の記憶が強烈に残っているのか、工場での自動化の流れは今後も続くと見ているようですが、モノづくりは最後は手作業だというのが持論だそうです。

A氏は高校時代にはバレー部に所属して真剣に部活に取り組んでおり、体力には自信があったようです。大学時代には体力勝負のイベント設営のアルバイトも経験しています。

「イベント設営の人員を集めて派遣する会社に登録しました。連絡が来て都合が良ければ行くというような、その日暮らし的なバイトです。時給は1,000円を超えていましたので、当時では良い方だったと思います。ただ、イベント会場のあるお台場や幕張まで移動する時間、現地で待機する時間が異常に長く、さすがに割りに合わないと思い3回くらいでやめました」

A氏はそうした労働集約的な仕事を経験したことが将来を考えるきっかけとなり、卒業後は1人で大きなお金を動かすことができる金融機関に就職を決めたとのことです。

大人の世界に触れられる仕事

50代で産業・企業調査を主な仕事にしているB氏は、大学生時代のアルバイトで世の中の一端に触れることができたといいます。

「居酒屋のホール係をしました。その居酒屋を運営していた会社は風俗店も系列店として抱えていたようで、世の中の裏側や艶めかしい世界も知ることができました。当時の店長はいい人で、閉店後はスナックで何度もおごってもらいました。ただ、競馬に負けた時はバイトの給料を一部使い込んでしまい、支払が遅れることもありましたが(笑)。でも憎めない人でしたね。1980年代前半のことです」

大学生時代のアルバイトは社会との接点でもあり、学業以外の様々な勉強ができる機会でもあるようです。

バイトの王道、テーマパーク

企業の広報などを経験したC氏は、関西のテーマパークで夏限定のアルバイトをしたようです。

「非常に仕事に厳しいパートの女性の中で生き抜く術を学びましたね。あと、ここで知り合った若手社員に就職活動のアドバイスをされたことが、その後、就職活動をするときの参考になりました。大学は全くあてになりませんでしたから、バイトしてよかったな思います。就職した企業のグループ会社が遊園地を持っており、配属先としてどう?と聞かれたことがありましたが、当時の厳しい女性のことを思い出し、固辞しました」

華々しいテーマパークは利用者に夢を与える場所であるがゆえに、裏方はサービスの品質管理に細心の注意が求められる厳しい面があるのも事実です。端から見るほど楽な仕事ではないということでしょう。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。皆さんはどのようなバイトをしてきましたか? そして、どのような経験をしたのでしょうか。今、もう一度バイトができるとすれば、どんなバイトにチャレンジしてみたいでしょうか。

LIMO編集部