国内大手メーカーの関連会社で法務担当者の中途採用に携わった経験があるというB氏は、転職後に実力を発揮するためには社内の人脈やルールを知ることも必要ではないか、という立場です。

会社を知ってこそ戦力となり専門性も生きるとB氏は考えているようです。ただ、専門スキルを生かしたいと考えている人の中には、そうした点に興味がない人もいるとB氏は指摘します。実際に、B氏は法務担当者の採用にあたって何人か面接をしたといいますが「法務ができるならどの会社でもいい」という面接希望者は想像以上に多かったそうです。

「法務の求人があった、ということしか応募の動機がないので、弊社が何をしている会社なのかさえ調べてきていない人がいましたね」とB氏は残念そうに話します。中には「親に言われて面接に来た」と正直に(?)カミングアウトした人までいたといいます。

「聞けば、超名門中学校の受験から大学院への進学、はては就職活動まで、全部親のすすめる通りにしてきたというのです。面接なのに思わず『自分の人生なんだから自分で決めないと』と、説教じみたことを言ってしまいました…もちろん不採用になりました」

まとめにかえて

いかがでしたか? 採用担当者に残念に思われる転職希望者の裏を返せば、スキルや実績だけでなく、それまでの社会人経験の積み重ねも中途採用では重視されているといえそうですね。

LIMO編集部