【業種別株価動向】銀行業株、鉄鋼株、保険業株が高い上昇率

金融株を中心に買いが集まった相場展開

株式市場では業種別(セクター別)株価指数動向を見ていくと、株式市場動向をさらに深く理解することができる。ここでは東証33業種に関して1週間(2017年10月20日から10月26日)の株価動向を振り返る。

業種別振り返り-金融株に買いが入った1週間

今週は、銀行業株、鉄鋼株、保険業株を始め、23業種が上昇。水産・農林業株のみ変わらず。

米国の金融株に好決算が相次いだことを支援材料として、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などの銀行株や、SOMPOホールディングス(8630)、東京海上ホールディングス(8766)などの保険業株が堅調だった。

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また、品質データを改竄していたものの、出荷先の約80%の安全性が確認されたとの一部報道を受け、神戸製鋼(5406)もしっかり。

一方、小売業株、その他製品株、不動産業株を始め、9業種が下落。

内需銘柄には冴えないものが目立ち、セブン&アイ・ホールディングス(3382)、ニトリホールディングス(9843)などの小売業株や、三井不動産(8801)、三菱地所(8802)などの不動産業株は軟調。一部証券会社が投資判断を引き下げた任天堂(7974)も値を下げた。

今後のマーケット見通しの注目点

今週は、日経平均株価が1960年12月21日~1961年1月11日の14営業日続伸を越え、過去最長記録の16営業日続伸となるなど、TOPIXとともに堅調な相場展開であった。

来週以降も日本企業の上半期の決算発表が相次ぐ中、海外売上高比率の高く、好決算見通しの主力大型株に関心が高まる展開となりそうだ。

出所:SPEEDAおよび東証で取得したデータをもとに筆者作成

岡野 辰太郎

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。