【業種別株価動向】海運業株、鉱業株などが高い上昇率

市況関連株を中心に買いが入った相場展開

株式市場では業種別(セクター別)株価指数動向を見ていくと、株式市場動向をさらに深く理解することができる。ここでは東証33業種に関して1週間(2017年10月27日から11月2日)の株価動向を振り返る。

業種別振り返り-市況関連株を中心に買いが入った1週間

今週は、海運業株、鉱業株を始め27業種が上昇。小売業株のみ変わらず。

堅調な相場展開の中、市況関連株に高いものが目立ち、商船三井(9104)、日本郵船(9101)などの海運業株が値を上げた。また、三井金属(5706)、住友金属鉱山(5713)などの鉱業株が揃って年初来高値を更新。

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一方、証券、商品先物業株、銀行業株、保険業株を始め5業種が下落。

これまで買われていた金融株は冴えないものが目立ち、野村ホールディングス(8604)、大和証券グループ本社(8601)などの証券、商品先物業株を始め、みずほフィナンシャルグループ(8411)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などの銀行株や、SOMPOホールディングス(8630)、東京海上ホールディングス(8766)などの保険業株は軟調だった。

今後のマーケット見通しの注目点

今週は、日経平均株価が1996年6月24日以来、21年4カ月ぶりの高値を付けるなど、TOPIXともに堅調な相場展開であった。大手企業の決算発表において、今期業績見通しの上方修正が相次いだことも支援材料となった。

来週以降も日本企業の上半期の決算発表が相次ぐ中、好決算見通しの主力大型株に関心が高まる展開となりそうだ。

もっとも、米国では、モラー特別検察官を中心とした「ロシアゲート疑惑」に対する捜査が進んでおり、昨年の大統領選挙中にトランプ陣営の中心的人物が相次いで起訴されている。今後の動向を注視したい。

出所:SPEEDAおよび東証で取得したデータをもとに筆者作成

岡野 辰太郎

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。