腕利きファンドマネジャーの1日

あまり知られていませんが、何百億、何千億円もの資金を運用するファンドマネジャーの日常は過酷です。

毎朝5時頃には起き、日本市場が引けた後の欧米市場の動きをウェブやブルームバーグと言われる専用端末で確認し、自分が運用するファンドの状況を確認します。

7時台には出社し、当日の日本株の動きをニューヨークやシカゴ先物市場から予想し、作戦を立てます。デスクのPCで金利や株価とにらめっこと思いきや、アクティブ・マネジャーなら投資対象企業の調査で外出や出張は当たり前。北海道から沖縄までの国内出張や、地球一周の海外出張もザラにあります。

出張先のホテルでは業務から戻ってもゆっくりできません。通常は“ディナー”という名で接待・被接待の連続です。正直、心と身体を休める暇はほとんどありません。ほっとできるのはコーヒータイムくらいしかないというのが、彼らの日常です。

ファンドマネジャーの最大の資本は健康

さて、下手をすれば何億円もの給料を稼ぎ、一挙手一投足が華麗に見えるファンドマネジャーも、運用成績が伴わなくなればポイされてしまうわけですから、精神的にも肉体的にも健全でないと務まりません。