株式市場の振り返り-日経平均株価は反発、一時+300円超高も安値引け

2017年11月21日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,416円(+154円、+0.7%) 反発
  • TOPIX 1,771.1(+11.4、+0.7%) 反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,153.0(+7.9、+0.7%) 4日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,426、値下がり銘柄数:526、変わらず:86
  • 値上がり業種数:28、値下がり業種数:5
  • 年初来高値更新銘柄数:149、年初来安値更新銘柄数:8

東証1部の出来高は15億2,830万株、売買代金は2兆5,004億円(概算)となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金は増加しました。NY市場の上昇を受けて買い意欲が強まったものの、依然として模様眺めに徹する投資家も多かったようです。売買代金は連日で3兆円割れとなりました。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏での値動きとなりました。寄り付きから高く推移し、前場の序盤には一時+301円高まで買われ、22,500円台を回復する場面も見られました。しかし、その後は上値が重くなり、最後は安値引けとなっています。残念ながら、力強い反発だったとは言えないようです。

なお、TOPIXもほぼ同じような値動きで推移しましたが、安値引けとはなりませんでした。

東証マザーズ総合指数は4日続伸、売買代金は3日ぶりに1,000億円超え

東証マザーズの出来高は8,620万株、売買代金は1,112億円となり、いずれも前日より増加しました。個人投資家の模様眺めムードが和らいだことで、売買代金は3日ぶりに1,000億円を上回っています。

また、総合指数も4日続伸となり、1,200ポイント回復を目指す動きとなりました。個人投資家の資金流入が継続するかが今後の焦点になりそうです。

オリンパスが年初来高値を更新、ソニーや富士通などハイテク株の一角が安い

個別銘柄では、ファナック(6954)、信越化学工業(4063)、日東電工(6988)などが大幅高となり、アサヒグループホールディングス(2502)は3日連続の年初来高値更新となりました。

また、オリンパス(7733)も高値を付けたほか、前日に値を下げたコマツ(6301)と日立建機(6305)がともに大幅反発となっています。

一方、しまむら(8227)が大幅安となり、イオン(8267)やニトリホールディングス(9843)も大きく値を下げました。

また、ソニー(6758)、富士通(6702)、アドバンテスト(6857)など主力ハイテク株の一角が安く引けています。

新興市場では、グレイステクノロジー(6541)とソレイジア・ファーマ(4597)が値を飛ばして一時ストップ高となり、串カツ田中(3547)も続伸して上場来高値を更新しました。一方、中村超硬(6166)が大幅反落となり、アンジェス(4563)も安く引けました。

青山 諭志