パンチ工業、上期営業利益は前年同期比67.6%増 工場稼働率・原価率良化等により  

2017年11月22日に行われた、パンチ工業株式会社2018年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:パンチ工業株式会社 取締役 上席執行役員 最高財務責任者(CFO) 村田隆夫 氏

2018年3月期第2四半期決算説明会

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村田隆夫氏(以下、村田):パンチ工業の村田です。本日はよろしくお願いいたします。

本日はまず私から、2018年3月期第2四半期の決算概況、2018年3月期通期業績予想についてお話をさせていただきます。

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終了した2018年3月期第2四半期は、グループ全体で上場来最高の売上、営業利益を計上することができました。

売上は前年同期比110.9パーセント、19億5,300万円の増収となり、第1四半期に引き続き好調な業績をあげることができました。

地域別に見ると、日本では引き続き自動車関連が伸長しており、電子部品・半導体関連、それから食品・飲料関連も売上を底上げするかたちで、好調に推移しています。

海外では中国、欧州、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどが好調に推移いたしました。

営業利益は前年同期比167パーセントの14億400万円となりました。リバースエンジニアリング事業拡大に伴う設備投資、あるいは研究開発投資などによる販管費の増加はあったものの、売上増加による利益増に加えて、工場の稼働アップによる原価率の良化などにより、大幅増益となりました。

経常利益は前年同期比176パーセントの13億9,800万円。親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比167.6パーセントの9億2,100万円となりました。

ネット資金については、四半期純利益の計上などにより、期首から6億2,100万円増加いたしました。

損益計算書サマリー

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こちらは決算数値の概要です。売上高は198億円、前年同期比110.9パーセント、19億5,300万円の増収。営業利益は14億400万円、経常利益は13億9,800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億2,100万円となっており、いずれも前年同期を上回ることができました。

なお8月9日に修正公表させていただいた、第2四半期累計の業績予想に対しては、売上で2億7,000万円、営業利益で9,400万円、経常利益で9,800万円、四半期純利益で9,100万円と、いずれも予想を上回ることができました。

売上高と営業利益の推移

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こちらのチャートは、四半期ベースの売上高と営業利益の推移を表したものです。第1四半期に引き続き、売上、営業利益ともに上場来最高を更新することができました。とくに連結売上高については、四半期ベースで初めて100億円の大台を超えることができました。

地域別売上高

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続いて、地域別売上高です。日本については、第1四半期に引き続き、自動車関連が伸長しており、電子部品・半導体関連、食品・飲料関連も売上を底上げするかたちで好調に推移し、前年同期を上回る売上となりました。

中国については日本同様、引き続き自動車関連と電子部品・半導体が堅調に推移して、新たに取り組んでいる高付加価値の戦略製品が伸長したこともあり、前年同期を上回ることができました。

東南アジアその他の地域では、欧州、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどが好調に推移しまして、その結果、前年同期を上回ることができました。

業種別売上高

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続いて、業種別売上高です。前年の第4四半期より、日本において自動車関連の受注が回復基調に転じており、その流れが第2四半期にも続いたことが、自動車関連の売上を底上げしています。また、スマホ向けおよび車載向けの半導体の好調などもあり、電子部品・半導体関連も伸長しています。

また、その他の中には、高付加価値製品として当社グループが今注力している食品・飲料関連などが含まれており、こちらも今、好調に推移しているところです。

営業利益増減

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続いて、営業利益増減を分析したグラフです。一番上の前年実績8億4,100万円から、まず売上増加の影響により、5億3,800万円の利益の増加。それから工場の稼働アップ、あるいは海外事業を中心とした原価率良化などにより、1億8,200万円の利益増加となりました。

一方、リバースエンジニアリング事業拡大に伴う設備投資、あるいは研究開発投資などによる販管費の増加影響があり、こちらは1億5,700万円ほどの利益減少となりました。

以上の結果、2018年3月期第2四半期の(営業利益の)実績は14億400万円となり、前年同期に対して5億6,300万円の増益となりました。

貸借対照表サマリー

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続いて、財務状況です。総資産は303億400万円となり、前期末より8億5,200万円増加いたしました。これは、売上増加に伴う棚卸資産の増加、あるいは新規受注獲得のための設備投資による有形固定資産の増加等々によるものです。

総負債については155億1,000万円となり、前期末より2億3,500万円の増加となりました。こちらも、売上増加に伴う仕入債務の増加、そして設備投資の増加に伴う支払手形の増加などによるものです。一方で、有利子負債は2億4,800万円減少させることができました。

純資産は147億9,400万円となり、前期末より6億1,700万円の増加となりました。これは四半期純利益の計上により、利益剰余金が増加したことなどによるものです。

ネット資金はマイナス29億500万円となり、前期末より6億2,100万円増加いたしました。自己資本比率は48.8パーセントとなりました。設備投資額はほぼ前年横ばいの11億9,200万円となりました。

2018年3月期 通期業績予想

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続いて、2018年3月期通期業績予想についてお話しさせていただきます。ここまでご説明した第2四半期累計期間の業績は、売上、利益ともに8月9日に上方修正した業績予想をさらに上回り、第3四半期以降も引き続き好調が見込まれるということで、年間の業績予想については、2017年5月11日に公表したものを据え置いていたわけですけれども、この度通期の業績予想を修正させていただきました。

日本国内事業においては、前連結会計年度の第4四半期より回復基調に転じていた自動車関連が引き続き好調に推移していることに加えて、高付加価値製品として当社グループが注力している食品・飲料関連も、売上を底上げするかたちで好調を維持しています。

海外事業については、中国では引き続き自動車関連、電子部品、半導体関連が堅調に推移しており、国内事業同様に新たに取り組んでいる高付加価値の戦略製品も伸長している状況です。また東南アジアその他の地域でも堅調な業績となっており、これらを合わせて通期連結累計期間における業績予想を修正させていただきました。

2018年3月期 通期業績予想の前年対比及び配当の予想

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こちらのチャートでは、上方修正した通期業績予想を前年実績と比較しています。ご覧のとおり、売上は前年比で10パーセント増収の406億円。営業利益は28パーセント増益の25億6,000万円となっています。

また業績予想修正に伴い、当期の期末配当予想については、1株あたり8円75銭ということで、併せて修正させていただきました。

この額は11月10日に公表した、来年2018年1月1日を効力発生日とする普通株式1株あたり二株の割合での株式分割を考慮した額となっています。なおこの株式分割を考慮しない場合の年間の1株あたりの配当金は31円となり、この金額は前回予想に対して4円の増加。前期実績に対しましては5円の増配となっています。

当社はまだまだ成長途上にあり、さらなる業容拡大のための投資意欲も旺盛です。そのための投資原資の確保が重要な課題となっています。

一方で、好調な業績を背景に、株主のみなさまへの還元をより一層充実させたいとの考えもあり、今回の増配を決断させていただきました。

今後も中期経営計画「バリュークリエーション2020」を推進して、増益・増配基調を堅持しつつ、盤石な財務基盤と高いROEの両立を目指していきたいと考えています。私からの説明は以上になります。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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