Hondaは、2017年11月9日に、都市部を中心に誰でも気軽にHondaの四輪車を利用できる、新たな会員制のレンタカーサービス「EveryGo(エブリ・ゴー)」を東京と横浜にて、12月より大阪にてそれぞれ開始すると発表。

都市部で進むクルマ離れへの取り組み

Hondaは、都市部でクルマ離れが進む中、身近にHonda車に触れることができる機会提供を通じて、Hondaファンの拡大につなげることを目的としたレンタカーサービス「Honda Carsスムーズレンタカー」を、2013年11月より実証事業として東京地区にて展開してきた。

レンタカーに、気軽に借り出せる利便性というカーシェアリングの特長を組み合わせたこのサービスを、今回さらに発展させ、新ブランド「EveryGo」として新たに横浜地区、大阪地区にも拡大して展開する。

EveryGoの特徴とは

利用時間を8時間の長時間設定とし、長時間利用が前提のレンタカーでありながら、ウェブサイトでクルマを予約し、無人ステーションから借り出せるという、カーシェアリングの利便性を組み合わせた新たなスタイルのレンタカーサービス。

ICカード運転免許証を会員証の代わりに活用し、専用会員カードが不要。予約したクルマに搭載された機器にICカード運転免許証をタッチするだけで解錠可能。

FIT(フィット)やFREED(フリード)など、Honda車ラインアップを、装備の充実した上級グレードを中心にご用意。さらに、先進安全運転支援機能「Honda SENSING」搭載車も導入。

Honda Carsスムーズレンタカーを展開してきた東京地区に加え、横浜地区、大阪地区にもサービスを拡大する。地区内のHonda Cars店やコインパーキングなどに無人ステーションを設置することで、より多くの方々に気軽に利用頂ける環境づくりを進めることになる。

長期的には、カーシェアリングといった状況が進展し、これまで個人が自動車を保有してきた状況が変わっていくことが予想される中、カーメーカーは製造業からサービス業への転換を迫られることにもなろう。その際に現在のカーメーカーとしてのポジションや経営資源をどのように生かせるのかに注目だ。

LIMO編集部