株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり反落、一時▲127円安

2017年11月27日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,495円(▲54円、▲0.2%) 4日ぶり反落
  • TOPIX 1,776.7(▲3.8、▲0.2%) 4日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 1,173.0(+10.3、+0.9%) 7日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:945、値下がり銘柄数:999、変わらず:94
  • 値上がり業種数:10、値下がり業種数:23
  • 年初来高値更新銘柄数:176、年初来安値更新銘柄数:5

東証1部の出来高は13億7,234万株、売買代金は2兆4,323億円(概算)となり、いずれも先週末並みの水準でした。週初ということもあり、出来高は先週末並みの低水準でしたが、一部値嵩株の取引が活況だったため、売買代金は極端な低水準にはなっていません。

そのような中、日経平均株価はやや荒い値動きとなりました。寄り付き直後には一時+108円高となりましたが、すぐに値を消してマイナス圏に沈みました。後場の半ばには一時▲127円安まで売られる場面も見られましたが、大引けに掛けてやや切り返して引けています。それでも、4日ぶりの反落となり、終値で3日ぶりに22,500円を割り込みました。

なお、TOPIXも同じような値動きで引けています。

東証マザーズ総合指数は7日続伸、売買代金は4日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は7,558万株、売買代金は1,402億円となりました。出来高は先週末並みでしたが、売買代金は増加しました。値嵩株の取引が増えたため、相応に活況な商いとなったようです。売買代金は4日連続で1,000億円を上回りました。

また、総合指数も7日続伸となり、1,200ポイント回復を目指す動きが続いています。なお、総合指数が7連騰となるのは、5月19日~6月1日の10連騰以来となります。個人投資家の資金流入が継続するかが今後の焦点になりそうです。

任天堂が連日で年初来高値を更新、村田製作所など電子部品株が安い

個別銘柄では、東京エレクトロン(8035)と信越化学工業(4063)が大きく値を下げ、塩野義製薬(4507)も大幅下落となりました。また、TDK(6762)や村田製作所(6981)など電子部品株の一角も安く引けています。

一方、ファーストリテイリング(9983)が堅調に推移し、ファナック(6954)も値を上げました。また、任天堂(7974)が連日で大幅高となり、年初来高値を更新しています。

新興市場では、アンジェス(4563)が値を飛ばしてストップ高となり、窪田製薬ホールディングス(4596)も急騰しました。

一方、連日で爆騰していたラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス(3561)は、取引時間中に年初来高値を更新しましたが、その後は急落して安く終わりました。

青山 諭志