株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり大幅反発、一時22,500円回復

2017年12月7日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,498円(+320円、+1.5%) 4日ぶり大幅反発
  • TOPIX 1,786.2(+20.8、+1.2%) 3日ぶり反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,159.1(+22.4、+2.0%) 4日ぶり大幅反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,716、値下がり銘柄数:269、変わらず:60
  • 値上がり業種数:30、値下がり業種数:3
  • 年初来高値更新銘柄数:135、年初来安値更新銘柄数:7

東証1部の出来高は15億2,833万株、売買代金は2兆8,073億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。前日の急落を受けて下値を拾う動きが出ましたが、NY市場の軟調な動きもあり、やや低調な商いとなりました。売買代金は再び3兆円を下回っています。

そのような中、日経平均株価は寄り付きから反発し、大引け直前には一時+338円高となる場面が見られました。結局、前日急落分の“半値戻し”を超える反発で引けています。

なお、TOPIXも同じような大幅下落となりましたが、上昇率は日経平均株価より小幅に止まりました。

東証マザーズ総合指数は4日ぶり反発、売買代金はかろうじて1,000億円超を維持

東証マザーズの出来高は5,668万株、売買代金は1,032億円となり、いずれも前日より減少しました。低調な商いとなりましたが、売買代金はかろうじて12日連続の1,000億円超を維持しています。

また、総合指数も+2%近い上昇となり、4日ぶりの大幅反発となりました。この反発の勢いが続くかどうか注目されます。

東京エレクトロンが+5%高に迫る急騰、大東建託は上場来高値を更新

個別銘柄では、主力大型株が軒並み大幅反発となりました。東京エレクトロン(8035)が+5%高に迫る急騰となり、ファーストリテイリング(9983)、信越化学工業(4063)、資生堂(4911)などがいずれも大幅高となりました。

また、前日に急落した日立建機(6305)が急反発となり、キーエンス(6861)は9日ぶりの大幅反発で引けています。その他では、前日の下落相場で堅調に推移した任天堂(7974)とスズキ(7269)がいずれも大幅続伸となり、大東建託(1878)は大きく値を上げて上場来高値を付けました。

一方、目立って大幅下落となった銘柄は少なかったものの、東証1部復帰初日のシャープ(6753)が大きく値を下げ、前日に11日ぶりの反落となった三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が続落となりました。

また、日産自動車(7201)、りそなホールディングス(8308)、野村ホールディングス(8604)なども小安く引けています。

新興市場では、ビリングシステム(3623)とインターネットインフィニティー(6545)が大幅高となり、いずれも年初来高値を更新しました。また、手間いらず(2477)が急騰し、串カツ田中(3547)も久々の大幅高となっています。

青山 諭志