株式市場の振り返り-日経平均株価は続伸、終値で22,800円台回復

2017年12月8日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,811円(+313円、+1.4%) 続伸
  • TOPIX 1,803.7(+17.4、+1.0%) 続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,169.3(+10.1、+0.9%) 続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,405、値下がり銘柄数:543、変わらず:99
  • 値上がり業種数:32、値下がり業種数:1
  • 年初来高値更新銘柄数:162、年初来安値更新銘柄数:5

東証1部の出来高は20億530万株、売買代金は3兆7,465億円(概算)となり、いずれも前日より大幅に増加しました。ただ、メジャーSQに伴う嵩上げがあったことを勘案すると、売買代金は前日よりやや増加した程度と推測されます。

そのような中、日経平均株価はNY市場の上昇や円安進行を受けて終日プラス圏で推移しました。大引け直前には一時+321円高となり、終値でも5日ぶりに22,800円台に乗せています。

なお、TOPIXも同じような値動きになりましたが、上昇率は日経平均株価より小幅に止まりました。

東証マザーズ総合指数は続伸、売買代金はかろうじて13日連続の1,000億円超

東証マザーズの出来高は5,865万株、売買代金は1,032億円となり、いずれも前日並みでした。低調な商いが続いていますが、売買代金はかろうじて13日連続の1,000億円超を維持しています。

また、総合指数も続伸となり、再び1,200ポイントを目指す動きになったと言えましょう。この反発の勢いが続くかどうか注目されます。

ファストリ株が+3%超高の急反発、ファナックやシャープは値を下げる

個別銘柄では、主力大型株が軒並み大幅反発となりました。ファーストリテイリング(9983)が+3%超高となったのを始め、東京エレクトロン(8035)、京セラ(6971)、日東電工(6988)、スズキ(7269)などが大幅上昇となり株価指数上昇を牽引しました。

また、コマツ(6301)や日立建機(6305)が大幅高となり、SUMCO(3436)も急騰して引けています。その他では、大東建託(1878)や中外製薬(4519)が上場来高値を付け、ドンキホーテホールディングス(7532)など小売株の一角が年初来高値を更新したことが目を引きました。

一方、ファナック(6954)やKDDI(9433)が下落し、資生堂(4911)も大きく値を下げました。また、東証1部復帰2日目のシャープ(6753)が大幅安となり、任天堂(7974)も大幅下落で引けています。

新興市場では、手間いらず(2477)が連日の急騰となって年初来高値を更新し、串カツ田中(3547)も+10%超高の急騰で引けました。一方、キャリアインデックス(6538)などが値を下げています。

青山 諭志