心のシャッターが一気に下りる上司の口癖

仕事はチームで進めることがほとんどです。円滑に業務を行うためには上司と部下のコミュニケーションを密に図ることが必要になるでしょう。しかし、上司が何気なく使っている言葉――「口癖」によって部下が心を閉ざしてしまうこともあるというのです。その口癖のどういった点が部下の心のシャッターを閉ざす原因になっているのでしょうか。

「(前職の社名・部署名)は」「うちは」

「〇〇ではこうだった」――他社からの転職、他部署からの異動や親会社からの出向などで上司についた人によくある口癖です。前職での実績に思い入れのある人に多いかもしれません。

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しかし、それがなんとなく自慢に聞こえる、上から目線に感じられる(上司ではあるものの)…というのが、聞かされる立場にある部下のおおよその感想なのでしょう。

さらには、すでに退職し別の会社にいるにもかかわらず、前職のことを「“うち”では」と口走ってしまうという人もいるようです。相手方からすれば、いつまでたってもお客様のような態度に「私はあなた方とは違う立場です」という線引きを自らしているように思えてしまうのかもしれません。

一方で、できる限り言わないように細心の注意を払っているという人も多いのがこの言葉ではないでしょうか。それも、このような相手の心情が容易に想像できるからこそ気を付けているのだといえそうです。

「普通は」

率先してバリバリと仕事をこなし、タフな交渉もお手の物。そういった、いわゆる「よくできる上司」が、仕事が思うように進まない時などに部下に対してついつい口に出してしまう口癖があるといいます。

それが「普通はこうだろう」あるいは「普通だったらそうはしないだろう」などにみられる「普通」という言葉。社会通念上明らかにおかしな行動に対して発しているものならいざ知らず、上司の予想と異なる行動が見られたときに出てくることが多いようです。

部下の立場からすれば「それはあなたの普通であって、私とは違う」と言いたくもなりますね。「常識」「当たり前」などといった言葉も同じようなパターンに当てはまるかもしれません。

「俺を責めるのか」「私が〇〇だったら」

時には上司が明らかに間違った判断をすることもあるでしょう。また、交渉時などに相手方が上司の予想と違う反応をする場合もあります。

このようなとき、部下から上司にその事実を進言するのには勇気がいりますし、上司の立場であれば非を認めたり、予想が外れたことを認めるのも勇気がいることです。しかし、なかなか非を認めないタイプの上司から出てくる言葉のひとつが「私が〇〇だったらそんなことは言わない」というもの。

実際に相手がそう言っていると伝えても信じてくれないので、部下としては八方ふさがりになってしまいます。

また、自分のことを全否定されたと感じてしまうのか「俺を責めるのか!」と感情的な言葉を部下に投げつけるのが癖になっている上司もいるようです。もちろん上司に限ったことではありませんが、感情的な言葉は職場の雰囲気にも影響するといえるのではないでしょうか。

「俺っていい上司だろ」「すごいだろ」

自分自身に対する称賛を求める口癖というのも存在するようです。それが「俺っていい上司だろ」「すごいだろ」などといったもの。

「わざわざ確認しなくてもいいのに……」とうんざりしたり「自分に自信がないのかな」と感じてしまう部下が多い様子。中には、会食や接待の席でこの言葉を発し、さりげなく同意を求めてくる上司もいるといいます。「自己アピールに部下を利用しないでほしい!」という部下の心の叫びが聞こえてきそうですね。

まとめ

いかがでしたか? 部下と上司では立場が違いますから上司の立場からすれば「こっちの言い分も聞いてほしい」「上司はつらいよ」と感じた人もいるでしょう。あるいは「いちいち気にしていられない」という人もいるかもしれません。

もちろん考えすぎても動けなくなってしまいますが、チームで成果を出していくためには、上司も部下も相手の気持ちや考えを想像して行動することも大切だとはいえそうですね。

投信1編集部

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