スズキ(7269)は、2017年12月14日、ハイトワゴンタイプの軽乗用車、「スペーシア」、「スペーシア カスタム」を全面改良し発売すると発表した。

今回の改良の注目点は、軽自動車で初めて後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を採用し前後の衝突被害軽減ブレーキが全車標準装備されるなど、安全装備が大きく充実したことにある。

フロントガラスに進入禁止の道路標識や車両情報などをカラー表示するヘッドアップディスプレイや、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」を軽自動車で初採用もしている。

また、車体は、軽量で高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドが全車に搭載されて低燃費が実現されていることも見逃せないポイントである。

全国軽自動車協会連合会によると、11月の軽自動車新車販売台数(速報)は前年同月比2.9%増となり8カ月連続でプラス成長が続いている。今回の新型車の投入で国内軽自動車市場がさらに活性化されていくかを注視したい。

LIMO編集部