ダウンの選び方

流行っているのは分かるけど、どうも手が出にくいダウン。そう感じる最大の原因は、「暖かさゆえのボリューム感」。でも、そんな問題さえクリアできれば、「防寒性」と「トレンド感」を両立させられるのも事実。

それなら、今この好機をモノにできない方がもったいない!ということで、今回はダウンに強い「Lampa」と「Walnuts戸越店」の2ショップに直撃。イチオシの一着から着こなし方まで、アレコレ聞いてみました!まずは前編。Lampaからどうぞ。

【高円寺 Lampa】最近のダウンはバランスが取りやすい!

 

——そもそもなんで今、ダウンがトレンドなんですか?

「やっぱり『コレ一着で完成する』という一言に尽きますよね。それ単体の個性が強いので、羽織るだけでもコーディネートがまとまる。防寒性能も高いからインナーの自由度も上がって、薄手のニット一枚でも問題ないんですよ。室内と屋外を行き来することが多い今の日本にも、それはピッタリですね。あと、最近のダウンは昔ほど中綿をパンパンに詰めないものが多くて、抜くとこはしっかり抜いているんです。だから、街着としてのバランスが取りやすくなったという点も大きいのではないかと思います」

 

——ダウンを今年らしく着るには?

「まず、選ぶならタイトなサイズ感はやめた方がいいです。傾向としてはちょっとゆとりがあるくらいが今っぽいと思いますね。ただ、素材感やシルエットはスポーティすぎないほうが野暮ったくならないのでオススメ。昔は、『ダウンを着るならこう』という方程式があって、アイテム毎のテイストを統一するのが主流でしたけど、今は真逆な印象のものを合わせて"MIX感"を出した方がカッコいいですよ。あえてきっちりした印象のスラックスや革靴を持ってくる、なんてのも乙じゃないでしょうか」

遠山さんが選ぶ、いま着るべき2着

1. 街に馴染むルックスで、クリスマスデートにも最適

——このダウンをオススメした理由は?

「生地は世界的にも注目度が高い小松精練のもので、独特のハリ感と色味を出した別注仕様なんですよ。撥水性が高いから雨にも強く、タウンユースらしく洗練されたデザインも使いやすい。あと、裏面のケアタグが見えても恥ずかしくないように上からカバーしてあったり、そういう Stammbaum らしい気配りにもやられましたね」

 

——コーディネートするときのポイントは?

「色味がワントーンなので、コーディネートするときはインナーに柄や差し色を持ってくると良さそうです。これ自体がスポーティなアイテムなので、チェックシャツでバランスを取っても良いですね」

 

——どんなシチュエーションで着るのがオススメ?

「アウトドア感がかなり少なくタウンユースにも取り入れやすいので、今の時期だとクリスマスデートなんかにぴったりだと思います!」

<着用アイテム>
アウター:Stammbaum
シャツ:Brena
パンツ:CCP
ニットキャップ:EXPANSION
その他私物

 

2. アウトドアもオーライな、ウォッシャブル仕様

——このダウンをオススメした理由は?

「NANGA のダウンは、ダントツのクオリティを誇る羽毛メーカーのものを使っていてとにかく暖かい。しかも、指定のやり方さえ守れば家で洗濯できるんです。特殊なコーティング済みのナイロン生地は防水機能がバツグンで、寝袋の生産も手がけているブランドらしく、ナイロン素材にありがちなシャカシャカうるさい感じもないんです」

 

——コーディネートするときのポイントは?

「丈感や色味が絶妙なので、ボトムスを問わず合わせやすいんです。スラックスを合わせて、スポーティな雰囲気を引き締めるのがオススメですね。あとは、色味が強いニットキャップといった小物をアクセントに持ってくるのもアリです」

 

——どのようなシチュエーションで着るのがオススメ?

「ニオイを気にしないでいいウォッシャブル仕様がやっぱり強みなので、冬のバーベキューなんかがいいかもしれません」

<着用アイテム>
アウター:Nanga×Minoo Labo
トップス:Meanswhile
パンツ:CCP
ニットキャップ:EXPANSION
その他私物

 

古着の街・高円寺で10年以上続くセレクトショップ。「Tokyo」をキーワードに、ジャパンブランドを中心とした「粋」なアイテムを展開。ファッションだけでなく音楽などのカルチャーを巻き込んだ、店長・遠山さんのセレクトは世代を問わず幅広い層に支持されている。

Lampa
東京都杉並区高円寺南4-8-1
OPEN:13:00~19:30

FACY