あの会社が開発中の「空飛ぶタクシー」

ビジネス、今日のひとネタ

配車サービスの「Uber」は最近、EUの司法裁判所で「タクシー」だと認定され、規制を受ける可能性が出てきました。そんなUberにとって悪い知らせがある一方で、新しいサービス「空飛ぶタクシー」も話題になっています。

世界中で急速にサービスを拡大するUberの新しい事業として注目される「空飛ぶタクシー」とはいったいどんなものなのでしょうか?

その名は「UberAIR」

「空飛ぶタクシー(UberAIR)」とは、「Uber」が実用化を目指しているドローン型のタクシーのことです。「Uber」は2028年のロサンゼルス・オリンピックまでにサービスの提供を開始することを目標に、NASAなどと提携して開発を進めています。

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この「UberAIR」は2020年からロサンゼルスで試験展開されることが決まっています。交通渋滞が世界的にひどい都市の一つであるロサンゼルスでは、この新しい移動手段が導入されることで、渋滞の解決策になることが期待されているようです。

山積みの課題

しかし、このタクシーが実用化されるまでには課題も多く存在します。たとえば、「UberAIR」の機体同士での衝突防止や、警察・報道のヘリコプターとぶつからない飛行ルートの計算など、空を管理するのはとても困難といわれています。とくに試運転も行われるロサンゼルスは、高層ビルもあり、周辺には空港も多く存在するため、飛行ルートがかなり限られてしまうのでは、という意見もあります。

実際に導入されるまで、課題が多い「空飛ぶタクシー」ですが、「Uber」だけでなく、世界中の会社が開発に取り組んでいます。その中でもドイツのボロコプター社は今年9月、ドバイで試運転を実施しました。その時は人を乗せず、完全無人飛行でしたが、飛行は安定していたため、実用化にさらに近づいたといわれています。

日本の空では

海外では開発が急速に進んでいますが、日本ではどうでしょうか? ロサンゼルスと同じく、交通渋滞は日本の大都市でも解決したい交通問題です。通勤・退勤ラッシュを解消するためにも、新しい移動手段をぜひ導入したいところではあります。

しかし、特に日本の首都圏は高層ビルが立ち並んでいるため、ドローンのような機体が飛行するのは海外よりさらに難しいといえます。それ以前に無許可タクシー、いわゆる「白タク」の規制が厳しく、「Uber」の配車サービスがなかなか浸透していない日本では、法規制の問題も大きいかもしれません。

しかしながら、自分で買い物にいけない高齢者や、過疎地域に生活物資を届ける役割を担うことも期待できるので、「無人運転交通」の発展には期待したいところですね。都会のビルの間を自動運転で飛びながら移動する、そんな映画の世界のような乗り物を実際に目にする日は近いかもしれません。

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2005年創業。ビジネス書・実用書を中心とした書籍出版や企業出版、メディア・コンテンツ事業、デザイン制作事業などを手がける。

主な刊行書籍に、20万部突破の『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』をはじめ、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』 『起業家のように企業で働く』 『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 『自分を変える習慣力』 『鬼速PDCA』など。