表情や声を読み取る「感情AI」もう実用化

ビジネス、今日のひとネタ

ここ数年で、AI(人工知能)という単語をよく耳にするようになりました。将棋でプロ棋士に勝利したり、AIスピーカーが発売されたりと、どんどん私たちにとっても身近なものになってきています。

そして、2018年には「感情AI」が流行るといわれています。博報堂生活総合研究所が実施している「生活者が選ぶ“2018年ヒット予想”&“2017年ヒット商品”ランキング」にもランクインしている「感情AI」。一体どんなAIなのでしょうか。

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実はすでに導入されている

「感情AI」とは、その名の通り「人の感情を読み取ることができるAI」です。機械にリアルタイムで「感情」を読まれる日がこんなに早く来るなんて、思いもしなかったですよね。仕組みとしては、人間の表情や声、文章などをさまざまな指標で数値化し、感情を読み取るようになっています。

一見、近未来的な技術のように思われますが、実はこの感情AI、すでに導入されつつあります。最近よく見られるようになったソフトバンクの対話型ロボット「Pepper(ペッパー)」にもこの技術が使われています。実際にPepperは、「相手がやりとりにがっかりしている」と認識すると、申し訳なさそうに対応しようとするのです。

さまざまな分野での活躍

この技術が発達すれば、さまざまなところで役に立つといわれています。

たとえば、自動車に搭載され、ドライバーの安全を守る一助になることも考えられています。「感情AI」がドライバーの不安や怒りなどの感情を理解して、ブレーキの応答性を高めてくれます。心の乱れによる事故を未然に防いでくれるのです。

また、ヘルスケア分野での活躍も期待されています。「感情AI」が患者の容態の変化を感知し、緊急の場合には医者や介護者に通知を送るというシステムも考えられています。近年、話題によくのぼる介護問題も、この技術の発達がひとつの改善につながるかもしれないですね。

ビジネスでの利用も?

このように、「感情AI」には多様な分野での活用が期待されています。しかし、上記のような身近な例だけでなく、ビジネスでの利用も十分に考えられます。

たとえば、プロモーションの一環としての広告にも役立ちます。「感情AI」が人間の表情などを分析し、その人が求めている広告を表示するということもできるでしょう。他には、コールセンターでは実際に「感情AI」が使われています。サービスに対する顧客の不満などを、声のトーンや速さから解析することで、企業と消費者との円滑なコミュニケーションに役立てています。

いかがでしたか? もしかすると、あなたが働いている会社でも「感情AI」が役に立つ領域があるかもしれませんね。

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2005年創業。ビジネス書・実用書を中心とした書籍出版や企業出版、メディア・コンテンツ事業、デザイン制作事業などを手がける。

主な刊行書籍に、20万部突破の『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』をはじめ、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』 『起業家のように企業で働く』 『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 『自分を変える習慣力』 『鬼速PDCA』など。