アマゾンの「宅内配達」米国で開始

ビジネス、今日のひとネタ

皆さん「宅内配達」という言葉をご存知ですか? 宅内配達とは、受け取り手の不在時に宅内に商品を届ける新しい宅配サービスのことです。

米国アマゾン・ドット・コムが、スマートフォンを通じてアマゾンやその他の業者を自宅に出入りさせられる解錠システム「アマゾン・キー」を発表したことで実現可能となりました。

宅配業者の負担軽減に

現在、日本ではネットショッピングなどの普及を背景に宅配業者の深刻な人手不足に悩まされています。その影響として、ヤマト運輸の時間指定配達制度が変更されたのは記憶に新しいですね。

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現時点では、アマゾン・キーの日本での発売は未定ですが、もしこのサービスが日本でも開始されれば、近年問題になっている再配達などが少なくなり、宅配業者の負担軽減につながるはずです。宅配ボックスをはじめとする再配達などの問題解決策の有効な手段のひとつとなるでしょう。

でも、不安な点も

不在時でも荷物を受け取れるばかりか、家の中にまで運んでくれる。一見すると非常に便利で、かゆいところに手が届くサービスです。しかし、とても不安な点がひとつ残ります。それは「セキュリティ面」の問題です。

家の中に誰もいないときでも、自由に宅配業者が出入りできるとなると、宅配業者が盗難などを働かないとも限りません。

トラブルの防止策

確かに、そういったトラブルを防止するための対策は多く取られています。たとえば、宅配業者が不在の家に入る前にはアマゾンが即座に配達員の本人確認を行い、荷物の有無も確認しますし、入った後はカメラで撮影された動画が顧客に配信され、顧客は荷物が届けられる様子を遠隔地から見届けることができます。

さらに問題が起きた際には、アマゾンが顧客に払い戻す場合もあるそうです。また、アマゾンによれば、試験段階で盗難の事例は一切起きなかったとのことでした。

でも、これらの対策がすべての盗難の可能性を防止してくれるとは限りません。やはり「不在時に赤の他人が家に入れる」という状態は、セキュリティに不安が感じられるものではないでしょうか?

アマゾンは拡充の方針

宅内配達が便利なサービスであることは間違いありません。その上、アマゾンは今後このサービスを拡大させて、不在時の宅配だけでなく、ハウスクリーニングやペットの散歩代行などにも広げていく方針を発表しています。

今後、どのようにサービスが改良され、広がるのか見守りたいところです。

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2005年創業。ビジネス書・実用書を中心とした書籍出版や企業出版、メディア・コンテンツ事業、デザイン制作事業などを手がける。

主な刊行書籍に、20万部突破の『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』をはじめ、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』 『起業家のように企業で働く』 『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 『自分を変える習慣力』 『鬼速PDCA』など。