ガンホー、顧客単価の減少続き17年通期も減収減益 来期反転に向けパズドラの新展開進める

2018年2月2日に行われた、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社2017年12月期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

スピーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 代表取締役社長 森下一喜 氏

パズドラ 6周年

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森下一喜氏(以下、森下):

社長の森下です。本日はお足元の悪い中、ありがとうございます。

2017年12月期の期末決算の説明会を開催したいと思います。今日は最後のほうに決算の概要をご説明いたします。

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その前に当社の既存価値の最大化と、新作タイトルについてご説明いたします。

まず、既存価値の最大化です。

『パズドラ』は6周年ということで、2月20日にちょうど6周年を迎えます。すでにメディアにプレス向けのカンファレンスは仮押さえ、「パズドラプロジェクト2018」のかたちで、2018年から新たな「パズドラ」をスタートしていこうと、発表している内容です。

記事どおりになっているといいんですが、改めてこの場を借りてご説明したいと思います。パズドラは7年目に突入するかたちです。今までスマートフォン向けのタイトルとして出てきましたが、家庭用ゲーム機向けに、「ニンテンドー3DS」向けのタイトルであったりとか、そういう展開もしてきましたが。

パズドラ始動

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この度改めて「パズドラ」をブランドの基軸として、シリーズ統一ロゴで展開していきます。テレビ東京さん、放送中の『パズドラクロス』から、4月から新アニメとしてリリースしていきたいと思っています。

パズドラの新たな展開

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クロスメディアです。

マンガである『コロコロコミック』さん、小学館さんとの取り組み、そして玩具に関してはタカラトミーさん、アニメに関してはテレビ東京さん、新たにe-Sportsとの、リアルの連動をより強化したかたちで展開していきたいと思っています。

今まで「パズドラ」もいろんなゲームも出してきて、ロゴもたくさん出てきているんですが、すべてのゲーム・その他コンテンツのシリーズロゴを統一して、今後展開していきたいと思っています。

e-Sports競技認定タイトルに決定

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e-Sports競技の認定タイトルにいたしました。

先般日本eスポーツ連合という新たな協会が設立されていますが、その中の第1弾として「パズドラ」がe-Sports競技の認定タイトルに決定いたしました。我々はあくまでもe-Sportsは、振り返ればもう2002年くらいから2003年ですか、から「Ragnarok Online Japan Championship」またはワールドカップこういったものを開催しています。

もう毎年毎年e-Sportsイベントは、大会のイベントはずっとやってきていることなので、別に新たにこれからe-Sportsをやるわけではないんです。ただ一番大きな部門としては、今回の協会設立の中にありますようにプロゲームライセンス、プロのゲーマーライセンスというかたちで、新たに賞金制大会が開催されます。

e-Sports市場に対する取り組み

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より大きな市場として、アジアは欧米から比べるとだいぶ出遅れてしまった感はあるかもしれませんが、本格的にe-Sports産業が作られていくのではないかという中で、我々としても今までやってきた運営経験を生かして、リアルのイベントを、より活性化していきたいと思っています。

パズドラのe-Sports大会を開催

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「パズドラ」のe-Sports大会は2月の20日に闘会議の中で行われます。闘会議のチャレンジカップが実際に直近で行われます。

ここでプロライセンスが発行される大会が開催されるのですが、基本は「チャレンジカップ」・「オープンカップ」・「チャンピオンズカップ」の3段階に分かれて開催していく予定です。

「チャレンジカップ」は誰でも参加可能なので、本当にみなさんでも腕に自信があれば参加することは可能です。そして「オープンカップ」は認定のプロプレイヤーと一般プレイヤーが参加できる、プロアマ選手権です。そして「チャンピオンズカップ」は、認定プロだけが行う競技大会です。

「チャレンジカップ」で上位の成績を収めていくと、プロとしての認定権利が得られます。もちろん本人自身がそれを望まないケースもあると思うんですが。そうしたプレイヤーが1段上がると認定プロと一緒に参加できます。もちろん「チャレンジカップ」はそういう理由と、一般のプレイヤーだけやるのと、賞金制度はないです。

「オープンカップ」に入ってくると、認定プロと一般プレイヤーが参加するのですが、認定プロが優勝しますと、賞金が出ます。一般プレイヤーの場合はあくまでも優勝のメダルとか、そういうかたちになってしまいます。「チャンピオンズカップ」は基本、賞金が発行される大会だと認識してもらえればと思います。

全国各地で大会を開催

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2018年は「パズドラチャレンジカップ大会」を全国で開催しています。昨年も実際に「パズドラジャパンカップ」で行ってきましたが、今後は「チャレンジカップ」に統一して、北は北海道、そして南は福岡で予選大会を行い、最終大会を「パズドラチャレンジカップ2018 in 幕張メッセ」で開催していく予定です。

2018年の4月の8日から5月の27日まで開催します。年に数回、こうした大会を開催して行っていく予定です。

月刊コロコロコミックに新連載開始決定

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そして小学館さんと引き続き『月刊コロコロコミック』の新連載で、マンガ「パズドラ」のタイトル名でいきます。タイトル名は先ほど言ったシリーズロゴで、統一されたロゴで今後展開していくんですが、今回このe-Sportsを舞台にした新しいマンガの新連載で、Kids層も含めてアプローチしていければと思っています。

子どもたちの中でも、将来のなりたい職業の中、第1位がなんとYouTuberとなって、僕もそういう時代なんだなと思っています。ゲームクリエイターは、だいたい2位か3位くらいに入っているんですよね。でも中学生くらいになるとゲームクリエイターは一気に下がってくるんです。

現実を見ているんですかね(笑)。ゲームは必ずしも当たるわけじゃない、そんなところはあります。ただ、こうしたマンガの普及、そしてプロゲームの世界を運営に回る自分自身としても牽引していけることができれば、いいわけです。

パズドラ新TVアニメ放送決定

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そして、現在放送中でありますTVアニメ「パズドラクロス」から、4月から先ほどのマンガと同じように、新アニメ「パズドラ」をリリースします。こちらの少年が実際に成長していく、プロゲーマーとして成長していく物語になっているんですが、本当に久しぶりなスポ根人情劇です。ゲームの世界にいるプロの世界を、本当に忠実に描いていきます。

そしてその中にもちろんファンタジーも含まれていますが、「パズドラ」のゲームの競技性としても、より広げていければと思っています。

新たなパズドラ玩具が登場

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またマンガ・アニメとも連動して、今回の「パズドラ」・「パズドラレーダー」です。今回新しくタカラトミーさんが発売される「モンスターメモリー」というものを読み取っていただくと、モンスターの情報を手に入れることもできますし、「パズドラ」本編でも一部のメモリーが利用できるようになります。こうした仕掛けも用意しています。

そうしたかたちで、「モンスターメモリー」だけじゃなくて、専用のタッチペンであったりだとか、そうした関連グッズも商品展開をどんどん広げていきたいと思っています。

カルチョファンタジスタ

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続いて、新規タイトルです。「カルチョファンタジスタ」というサッカーシュミレーションゲームです。自分自身が監督になって、さまざまなキャラクターを使って、これがこう駆使してプレイヤーを揃えて、そしてそのプレイヤーにどう指示を出していくかを、監督の采配を自分で楽しむゲームになっています。

こちらのゲーム、1月の31日に事前登録を開始して、近日配信予定になっています。こちらも基本プレイ無料アイテム課金で展開しますが、配信地域は、現在ではまず日本でのサービスになっています。こちらのようにキャラクター自体はサッカーの選手のユニフォームばかりじゃなくて、いろんな職業を持ったキャラクターをイメージしています。

基本はユーザーの采配でゴールを奪っていくんですが、シュミレーションゲームなので、こちら昔ニンテンドーDSシリーズとかで出てきた「カルチョビット」のエンジンを搭載したAIが、サッカー選手の動きをリアルに再現するゲームになっています。こちらのタイトルはパートナーパブリッシングタイトルとしての第2弾目になっています。

第1弾は、「ディズニー マジックキングダムズ」と言いますが、今回パートナーパブリッシングタイトルというかたちで、当社で開発をしているよりは、開発会社は外で開発されているタイトルです。

新作パイプライン

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そして新作、こちらはパイプラインが前回の変わらず11本になっていますが、自社タイトルのみの話をしています。今年に入り、スマートフォン向けの新規のタイトルが続々と発表していきますので、その点で今年はかなりタイトルラッシュになる年かなと思っています。

連結業績推移 – 通期

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そして2017年12月の決算の概要です。

売上高に関しては943億円、予想して、営業利益が343億円で、昨年に続いて減収減益になっています。引き続き「パズドラ」が通期の業績には大きく貢献していますが、やはり課金におきますと顧客単価の減少といった部分が引き続き続いています。

そうした意味では、タイトルのアクティブに関しては比較的堅調に推移しているものの、やはり顧客単価の減少の部分がまあ徐々に減少になっています。そして「Ragnarok」の関連タイトルが好調にした分は、業績に寄与しています。また広告宣伝費の効率化により、減益幅は縮小できているかなと思っています。

連結業績推移 – 四半期

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また四半期で見ますと、第3四半期と比較しますと増収減益になっていますが、原因としては、「Ragnarok」関連の売上が貢献している部分で、どうしても「Ragnarok」関連がちょっと利益率が低い部分があります。

通常当社でリリースしているタイトルの要は利益水準になれば、取れないタイトルになっていますので、どうしてもその分利益率がちょっと悪い、減益な状況になってしまっています。もちろん年末年始の部分で広告宣伝費はやや増加しましたが、引き続き効率的な広告宣伝といったものを実施していくことにより、営業利益の部分においては、だいぶ抑えられているかなと思っています。

2017年4Qと2018年の主な取り組み

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第4四半期に関しては、とくに「パズドラレーダー」へ対戦モードを実装したり、また「LET IT DIE」1周年を記念したコラボやアップデートなどを実施してきました。そして2018年は先ほど言いましたとおり、「パズドラプロジェクト2018」ということで、e-Sports、そして新アニメ、マンガ、そして玩具の展開も含めて、よりユーザー層、また若年層も含めて、獲得を目指していきたいと思っています。

新規のタイトルに関しては、先ほど新作の発表したタイトルとはまた別に、自社開発タイトルは、グローバル配信前提のゲーム開発と配信を目指します。パブリッシングに関しては、先ほども言いました「カルチョファンタジスタ」の配信、そしてさらに他社のIPタイトルの配信に向けた取り組みといったものを現在準備して、2018年にリリースする予定です。

以上で2017年度の期末決算の説明といたします。

記事提供:ログミーファイナンス

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