2018年2月7日、相鉄ホールディングス(9003)傘下の相鉄ホテルマネジメントは、今秋からセルフチェックイン端末「スマーレ」を直営の宿泊特化型ホテル「相鉄フレッサイン」や「ホテルサンルート」に順次導入する計画を発表した。

ホテルのチェックインが宿泊者だけで簡単に行えるこの端末は、ホテル業務のオートメーション事業に新規参入するオムロン(6645)とホテル運営ノウハウの豊富な知見を持つ相鉄ホテルマネジメントとの協業によって製品化される。

なお、オムロンでは、現金とクレジットカードでの決済が可能な大型な自立型端末と、クレジットカードだけの決済が可能なコンパクト筐体でフロントカウンターへの設置が可能な卓上型の2種類を製品化していくとしている。

いずれも、訪日外国人でも容易にチェックインできるよう、パスポートリーダを搭載し、4か国語(日本語・英語・韓国語・中国語簡体・中国語繁体)での画面表示と音声案内により、ルームカード発行などのチェックイン手続きを全て1台で完結することが可能。

ホテル事業を成長領域として更なる顧客満足度の向上と運営の効率化や省力化を目指す相鉄グループと、自動改札機、券売機、精算機などの駅務機器システムでのノウハウをホテル運営事業にも活用することを目指すオムロンの両社の取り組みを今後も注目していきたい。

LIMO編集部