2018年2月8日、平和(6412)が発表した2018年3月期第3四半期累計決算は、売上高が前年同期比▲33%減、営業利益が同▲66%減、親会社株主に帰属する四半期純利益(純利益)が同▲75%減と減収減益となった。

セグメント別では遊技機(パチンコ・パチスロ機器の製造販売)が同▲60%減、営業利益が同88%減と大幅な減収減益となった一方、ゴルフ(ゴルフ場大手PGMの運営)は売上高が同+4%増、営業利益が▲5%減と比較的堅調だった。

なお、9ヵ月累計の販売台数は、パチンコ機が7.9万台(同▲7.4万台)、パチスロ機が1.1万台(同▲5.2万台)と大幅に減少した。

一方、通期会社予想については、昨年10月に下方修正した予想を据え置いており、売上高は同▲29%減、営業利益は同69%減、純利益は同▲84%を見込んでいる。

今後は、規制変更や参加者の減少で一段と厳しさを増す遊戯事業において競争力のある新機種の投入などにより回復させていくことが可能であるのかが注目されるところである。

また、ゴルフ事業については、PGMブランドの強化、ゴルフ場のM&A、シニア世代以外の若者世代や女性のゴルフファンを増やしていくことなどにより持続的な成長が可能かを注視していきたい。

LIMO編集部