2018年2月20日、日本たばこ産業(2914)は、「わかば」「エコー」などのいわゆる「旧3級品」とよばれる6 銘柄について、2018 年 1 月 25 日に財務大臣に申請した小売定価改定の認可申請が、申請通りの認可を受けたと発表した。

これにより、これらのたばこの小売定価は、 2018年4 月1日より以下のように値上げが行われることになる。

・わかば:値上げ前320円⇒値上げ後360円
・エコー:310 円⇒350円
・ウルマ(沖縄限定銘柄):320円⇒360円
・バイオレット (同上):310円⇒350円
・しんせい:310 円⇒350円
・ゴールデンバット:290円⇒330円

なお、同社が2018年2月16日に発表した国内紙巻たばこ販売実績速報によると、2018年1月単月の販売数量は61億本(前年同期比▲14.3%減)、国内紙巻たばこ売上収益は366億円(同▲14%減)と大きく落ち込んでいる。

このため、今回の値上げによる業績への影響が気になるところであるが、同社によると2月6日に公表された2018年12月期の連結業績予想には既に値上げの影響は織り込み済みとのことである。

LIMO編集部