大阪と名古屋間の移動と言えば新幹線を利用するのが通常です。しかし難波から近鉄で名古屋まで行くとの選択肢も存在しています。

新幹線に比べると2倍以上の時間がかかる移動となりますが、車窓からの風景を見るとチョットした旅行気分を味わうことができます。

そんな近鉄での大阪-名古屋の移動の良さをご紹介します。

大阪-名古屋の移動に近鉄を利用する選択肢

大阪から名古屋、名古屋から大阪に移動の際、何を使うかと言われれば、新幹線の利用が通常だという方がほとんどではないでしょうか。大阪-名古屋間の移動は新幹線なら1時間もかかりません。名古屋と大阪の文化的なギャップは今も大きなものがありますが、時間距離ならすでに通勤圏内です。

そんな中、大阪の難波から出ている近鉄特急を利用して大阪-名古屋間を移動する方法があります。近鉄を利用すると大阪-名古屋間は約2時間。新幹線の2倍以上の時間がかかりますが、意外に愛用しているという方も多いようです。

チョットした旅行気分に、奈良県内のノンビリした風景に癒される

近鉄特急は奈良県を経由して、大阪と名古屋を結んでいます。大阪難波駅を出発し、焼き肉の匂い漂う鶴橋駅を過ぎ、奈良県内に入ると、しばらく古きよき日本のノンビリした風景の中、列車は走ります。

この近鉄から眺める奈良県内の風景は、ボーッと眺めているだけで癒されます。山あり谷あり古民家あり。三重県に入り、津の辺りまで行って街中の風景となるまで、奈良県内を中心に日本の原風景とも言うべき光景が広がっています。

どこか郷愁を覚える風景だ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

編集部注:初出時の記載の一部に誤りがありましたので、2018年2月22日21:05に訂正いたしました。お詫びいたします。

車窓風景+ユッタリとしたシートでリラックス効果も

近鉄特急でも、特に「アーバンライナー」のシートは比較的ゆったりした設計になっています。通常の指定席(自由席はありません)でも靴を脱いで、足を楽にできます。

ユッタリとシートに深く座って、奈良県内のノンビリした風景を眺めれば、リラックス効果も抜群というものです。

また、アーバンライナーなら普通運賃・特急料金に加え、特別車両料金(大阪難波-近鉄名古屋間の場合+510円)を支払えばデラックスカーにレベルアップも可能。アーバンライナーのデラックスカーをご存知ないという方もいらっしゃるかもしれませんが、3列シートの広いスペースで極上の移動時間を楽しむことができます。

訪日外国人観光客の増加で、以前に比べるとアーバンライナーも混雑することが多くなっているので、混雑を避け移動を自分の時間に費やすなら、デラックスカーがオススメです。個人的には、この特別シートに510円を追加で支払う価値は十分あると思います。

ディスカウントチケット店を利用すれば格安で利用可能に

大阪難波-近鉄名古屋間を近鉄特急で移動すると、通常は普通運賃・特急料金あわせて片道 4,260円(レギュラーシート)。約6,000円の新幹線と比べたとき、2倍以上の時間を考えると決してコスパがよいとは言えません。

しかしながら大阪難波駅・近鉄名古屋駅いずれも、近鉄乗り場の近くにはディスカウントショップが存在します。ディスカウントショップで買ったチケットなら、片道3,000円台で大阪難波-近鉄名古屋間を移動することができます(編集部注:2018年2月22日時点)。

さすがにビジネス利用でノンビリ近鉄、と言う訳には行かないことも多いでしょうが、プライベートで時間があるなら、大阪-名古屋の移動はチケット代を安く抑えつつ、近鉄にゆったり座って移動の景色を楽しんではいかがでしょうか?

近鉄名古屋駅で買える名品、風来坊の手羽先

近鉄名古屋駅のエキナカには、名古屋人なら知らぬ者のいない、手羽先の名店「風来坊」がテイクアウト専門店を出店しています。

名古屋の手羽先=世界の山ちゃん、とのイメージの人も多いでしょう。難波にある世界の山ちゃんは訪日観光客にも大人気です。しかしながら「風来坊」も地元名古屋では根強い人気を誇っています。山ちゃんの手羽先に比べると、胡椒強めの手羽先はビールにピッタリです。

もし「風来坊」の手羽先を食したことがないようなら、一度お試しあれ。「世界の山ちゃん」とは違う、名古屋の手羽先のおいしさを体験できますよ。

まとめ

近鉄での大阪-名古屋の約2時間の車窓からの景色は、都会と都会の間に地方のノンビリした風景が広がっており、その風景を存分に楽しむことができます。

時間に多少余裕があるときや、プライベートで大阪-名古屋間を移動する機会があれば、一度近鉄での移動をお試しください。ゆったりシートに身を預けて、古きよき日本の車窓を眺めれば、ちょっとした旅行気分に浸ることができますよ。

石井 僚一