マーケットエンタープライズ、2Qは営業利益が黒字化 資本・業務連携進みサービス拡充 

2018年2月28日に日本証券アナリスト協会で開催された、株式会社マーケットエンタープライズ2018年6月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社マーケットエンタープライズ 代表取締役社長 小林泰士 氏

会社概要

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小林泰士氏(以下、小林):お集まりいただきましてありがとうございます。2018年6月期の第2四半期、決算説明をさせていただきます。

改めまして、簡単に会社概要になります。マーケットエンタープライズは2006年の7月7日に設立をしまして、現在12期目を迎えています。ネット型リユースという事業を本業にしまして、現在アルバイトスタッフ含め、287名で事業を展開させていただいています。

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事業拠点

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事業拠点ですが、東京の中央区に本社を構えまして、東京都の錦糸町と徳島県にコンタクトセンターを設置し、全国現在10拠点のリユースセンターを設置して、事業展開をさせていただいています。

「ネット型リユース」ビジネスモデル

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そもそもネット型リユースの事業ですけれども、買取や販売ともにマルチチャネル対応で幅広いニーズに対応して展開をしています。CtoBtoCというかたちで個人の方から商品を買い取りさせていただきまして、またコンシューマー向けに商品を販売させていただいています。法人にも対応して事業展開しています。

ビジネスのフローとしましては、買取専門のWebサイトを28カテゴリー展開をしまして、現在月間で約3万5,000件ほど買取依頼をいただいています。その上で、もともとはこの業界、買取価格が非常に不透明で、お店にいくまでいくらになるかわからないと、そういったところだったところから、過去のネットオークションの落札のデータベースですとか、価格比較サイトの情報データなんかを連携しまして。

事前に金額をお伝えする仕組みというのを、初めて提供させていただきました。その上で買取方法を宅配・出張・店頭と3つのパターンに分けまして、全国のリユースセンターでさまざまな商品をネット上からご依頼を受けて買取り、それをまたインターネットを通じて商品を販売しています。現在「ヤフオク!」・「楽天市場」・「Amazon」・「eBay」、自社ECの「ReRe」というかたちで、商品の販売を行っています。

2018年6月期 第2四半期 決算サマリ

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では、第2四半期の決算ハイライトの説明に移らせていただきます。サマリになりますが、増収のかたちになりまして、先行投資を継続しつつも営業利益ベースでは黒字転換というかたちになりました。売上高が29億1,400万円。昨年対比で3億1,900万円の増加で、プラス12.3パーセントとなっています。営業利益に関しましては、500万円と。昨年対比で7,700万円の増加で、昨年同期比を7,100万円の赤字というかたちになっていました。

経常利益につきましては、マイナス300万円というかたちで、昨年対比で6,400万円の増加というかたちになっています。トピックスとしましては、仕入基盤のさらなる拡充と。新規拠点を2ヶ所開設させていただきました。またサービスの拡充として、中古農機具の取扱を本格化スタートしています。また宅配のレンタルサービスの事業を開始しています。ヤフー株式会社さまと連携した買取サービス「カウマエニーク」の開始もさせていただきました。

また新規事業と位置付けて展開をしていました「MEモバイル」と子会社とMVNO事業ですけれども、こちらが黒字化をしています。

2018年6月期 第2四半期 連結損益計算書

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こちらがPL、損益計算書になっています。売上高は先ほども述べましたが、12.3パーセントの昨年増加というかたちで、地域展開を拠点を増やしながら、また商品の幅を広げながら展開をさせていただいています。売上総利益ですが、昨年対比5.8パーセントの増加というかたちになっています。長期滞留在庫の処分というかたちで、この第2四半期までで約5,000万円の一時的な原価増というかたちで、商品の状態をまたいい状態に戻しています。

販売管理費につきましては、業務プロセスの改善・販管費の削減というかたちで行いまして、昨年から0.9パーセント削減したかたちで、展開をさせていただいています。結果としまして、以上のような数字となっています。

2018年6月期 四半期別営業利益推移

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こちら前記と同様、下期の増加に関してのグラフになりますが、このようなかたちで営業利益の推移をしていこうというかたちで動いています。

2018年6月期 第2四半期 連結貸借対照表

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連結の貸借対照表になりますが、ご覧のとおりというかたちになっています。

2018年6月期 第2四半期 連結キャッシュ・フロー計算書

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こちら連結のキャッシュ・フローの計算書になりますが、このとおりとなっています。

2018年6月期 アクションプラン全体像 (前回決算説明資料より)

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続きまして、アクションプランの全体像をご説明させていただきます。中長期の飛躍に向けた戦略的投資期間というかたちで引き続き実行しています。短期・中期・長期とそれぞれに分けてご説明をさせていただければと思います。

短期施策 : 仕入基盤の更なる拡充①

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まず短期の施策、仕入基盤のさらなる拡充というかたちで展開をしています。

弊社のリユースセンター、今期に関しましては2拠点開設をしました。2017年の9月に、府中に西東京リユースセンターというかたちで開設をしました。また北海道の札幌市に、札幌リユースセンターというかたちで、2017年の12月に開設というかたちで、2ヶ所の拠点を増やして、今まで対応できなかった領域に関してもサービスが展開できるようなかたちで広げていっています。

短期施策 : 仕入基盤の更なる拡充②

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またこちらがヤフー株式会社さまとの買取のアライアンスというかたちで、「カウマエニーク」というサービスを展開させていただきました。

弊社の買取専門サイトで数多くの買取をいただいて自社で買取をしているんですが、一部インフラのプラットフォームというかたちで、ヤフーさんから買取が入った人に関してはすべて弊社でご依頼をいただいております。

以前説明させていただいた、例えばAmazonさんのAmazon買取も同様に、出張の部分はそうやって弊社で担わせていただいていますので、こういった物流の10拠点のインフラを活かしながら、買取のプラットフォームとしても動いていければと思っております。

短期施策 : 仕入基盤の更なる拡充③

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また、中古の器具の取扱の本格化で、サービスを拡充していっております。現在、「トラクター 買取」とかで検索をしますと1位も2位も弊社になっていたり、「コンバイン 買取」も1位になったりとなっておりますが、サービスを順次拡充しながら、自動査定フォームなども導入させていただいて、事業の展開を加速しております。

現在、農家さんの平均年齢が67歳と言われておりまして、離農していく農家さんが非常に多くなっております。減反政策とかTPPとかもありますが、そういった部分ではこれから、日本の農機具が表に出てくるタイミングになってくると思っております。また新規で就農する農家の方も増えておりますので、そういった国内の状況、ならびに海外にも日本の農機具は非常にニーズがありますので、こういったものも積極的に展開していければと思っております。

中期施策 : 販売力の強化

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中期の施策になります。販売力の強化についてです。今期よりプライスチームという専門部署を設置させていただきまして、商品の仕入販売の適正化を徹底的に進めてまいりました。それと同時に、相場のシステムのブラッシュアップも行いながらサービスを展開しております。

結果としまして、仕入と販売価格の適正化で、先ほど5,000万円分の長期在庫も入ったという話もさせていただきましたが、回転率が非常に改善をしまして、昨年対比で60パーセントほど向上して推移しております。

⻑期施策 : 「レンタル」ビジネスの本格稼働に向けた布石

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長期施策、「レンタル」ビジネスの本格稼働に向けた布石です。「ReReレンタル」という名前で、宅配型のレンタルサービスをスタートしております。買取の依頼を全国から多数いただいておりますので、そういった商品のレンタルのサービスと合わせて、併売を進めていっております。

商品を販売しながらレンタルにも出品し、レンタルで商品が出ましたらもう一回戻ってきて、出品とレンタルを両方同時に行っております。そうすることによって、商品のライフタイムバリューと言いますか、1商品あたりの収益性を改善していきたい。直近2月までのグラフ推移を出しておりますが、順調に右肩上がりで現在サービスがスタートしていっております。

2018年6月期 業績予想

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2018年6月期の業績の見通しについて、ご説明できればと思います。第2四半期までほぼ想定どおりの進捗となっており、初期の公表どおり、通期を通して売上66億円、営業利益が5,500万円、経常利益が5,100万円、当期純利益が2,900万円と、今期は順調に推移をしております。

これをさらに強化しながら、事業展開を進めさせていただければと思っております。

短期施策の更なる強化①

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先日出したリリースについてなんですけれども、「SORABITO」という企業さまと資本・業務提携をさせていただいて、建機の取扱もスタートさせていただいております。

重機・建機は世界で見ると非常に大きなマーケットがあります。弊社も農機具などのサービスをスタートしてから一部、油圧式ショベルの取扱もしておりましたが、本格的にサービスをスタートさせていただきます。

短期施策の更なる強化②

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もともと弊社で、全国10拠点のインフラならびにコンダクトセンターなんかのサービスを展開しておりました。すべて自社で運ばずに、いろんな企業さまと物流のアライアンスを組みながら、自社で動かなくとも商品の販売のルート開拓・販売が可能になってまいりましたので、農機具のサービスに続けて建機・重機のサービスにスタートさせていただいております。

当社の仕入力を活かしまして、建設機械の海外バイヤーを多く占める専門マーケットプレイスへ供給していきます。SORABITOさまは「ALLSTOCKER」というサービスを展開しておりまして、世界中のバイヤーが建機を買うマーケットプレイスを展開しておりますので、そのノウハウを活かしながらサービスを拡充していきます。

中期施策の更なる強化

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先日リリースした、スペースエージェントさんとの資本・業務提携です。いよいよ2018年に民泊解禁で、6月に施策がされますが、こちらのスペースエージェントさまの場合は「民泊物件.com」というサービスを展開しており、民泊の物件を掲載数一番多く展開しているサイトです。

中期施策の更なる強化

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これから民泊が本格化していく中で、弊社のリユース品を設備として商品を出したり、レンタルとしてサービスを出したりということに参入を考えております。

もともとリユース品、購入するのに抵抗があるという方も、いらっしゃいます。しかし、自分自身はホテルに泊まったりすると、そのベッドが中古品だという感覚はなく、設備として普通に利用しています。実際にそういった意味では、これから民泊が活性化したりだとか、核家族から一人暮らしがさらに増えていく中で、リユースの商品をどうやって設備として提供していけるかというところも、弊社の販売のかたちを少しずつ変えながら展開していきたいなと思っております。

(Appendix) 「ヤフオク!」 年間ベストストアを8年連続受賞

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「ヤフオク!」においては、年間ベストストアのグランプリを受賞させていただきました。現在「Yahoo! オークション」のマーケットプレイスは約9,400億円ぐらいの市場規模がありますが、2万店を超えるストア・企業が出店をしております。

その中で、家電カテゴリ1位、PCカテゴリ1位、DIYの器具の部門1位と。また、おもちゃの部分とスポーツ・レジャー商品で、数多くの部門賞を最多で受賞しまして総合グランプリで、一番満足度高く売上も高いストアで、今回受賞となりました。

以上、簡単になりますが、第2四半期までの決算説明とさせていただければと思います。

質疑応答:販路の内訳、拠点の規模拡大、MVNOの方向性

質問者:証券ジャパンのシマダと申します。よろしくお願いいたします。

3点お願いしたいんですけども、まず1点目が御社は「CtoBtoC」で、Cで販売していくところの販路なんですけど、ReReという自社サイトやヤフオクがあるところ、実際どれぐらい自社の販路が使われているのかという、その内訳を教えていただけますでしょうか。

小林泰士氏(以下、小林):外部に公表はしていないんですけれども、実際の比率で言うと、まだそんなに多くはないという状況かなと思っております。

ReReに関しましては、現在ReReのネット通販と買取のサービスとレンタルのサービスというかたちで、ReRe.jpがメインです。

さまざまな施策をしながら、今トラフィックが順調に増えていっている最中になりますので、これから長期施策のところに向けて動いているというところで、現在まだ公表していないというかたちです。

質問者:ありがとうございます。2点目です。今、拠点をどんどん増やされていますが、今後どれぐらいの規模まで、どれぐらいの時間軸で増やしていく予定なのかというイメージを教えていただけますでしょうか。

小林:拠点を作りますと、インターネット上のメディアのコンバージョン率が改善したり、より早く換金をさせていただくこともできますし、今まで対応できていないエリアにも対応できるというかたちで、まだまだ増やしていきたいと思っております。

日本には政令指定都市で20都市ございますので、そういった意味では、今の10拠点から、それぐらいの規模感までは、わかりやすく増やしていきたいと思っております。

さらに農機具の取扱いをスタートしたり、建機の取扱いをスタートしたりというかたちで、既存のビジネスモデルだけではない、そういった拠点も必要になってくる可能性もあります。20拠点がキャップではなくて、都心でのドミナント、ならびに農機具分野含めて、どういう展開をこれからさらに広げていけるかというかたちで、可能性がある部分だと思っております。

20拠点までの速度感としましては、5年以内にはそういった拠点を出していこうと思っております。

質問者:最後です。今日はあまりお話のなかったMVNOのところは黒字化ということなんですけど、今の状況と、今後の方向性を教えていただけますでしょうか。

小林:今、MEモバイルは黒字化になっております。非常に競争も激化しているマーケットではあるんですけども、もともと弊社でリユース端末の商品の買取ならびに販売というのは、今までも展開してきたかたちになりますので、そこに関しまして、より安価でそういった格安SIMと中古端末をセットにして販売をしていくサービスを作ろうとスタートしました。

最近ではMVNOの格安SIMだけではなくて、それとWIMAXのサービスなども含めまして、事業展開をしていってます。

新品・中古に関わらず商品の販売をさせていただく中で、通信をどうやってくっつけてサービスを展開していくか、また商品の買取販売も、引越しのタイミングのお客さまが前年の3割方を占めたりというかたちで、そういった生活の転機のニーズというのは、非常に多くあるものですから、そういった部分を通信のサービスと重ねて展開していこうというのが、これからの方針になっております。

質問者:わかりました。ありがとうございます。

記事提供:ログミーファイナンス

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