2017年1月に「個人型確定拠出年金」の制度改正により、iDeCoの加入対象者が拡充されました。非常に多くの人が対象となるため、各金融機関もプロモーションに力を入れており、さまざまなところで目にするようになりましたよね。

しかし、まだちょっとiDeCoが遠いもののように感じている人も多いと思います。そこで今回は、iDeCoを利用している人がiDeCoを利用し始めたきっかけについてご紹介します。

友人・家族に勧められて

一番多かったのが、人に勧められて、という理由でした。iDeCoの税制優遇の魅力を知って、始めなければ損だと始めた人が多いようです。ある40代男性は「むしろもっと早くやってほしかった。20年くらい損をした気分だ」と言います。

確かにiDeCoはその制度上、早く始めた人のほうが多くの税制優遇メリットを受けることができますので、もっと早くやってほしかったと思う人も多いでしょう。40代の方から同じような意見が出ている一方で、20代や30代の人はそのメリットを十分に受けられると感じているようです。

また、家族が将来の年金に対して不安を持っており、iDeCoの制度が拡充されたときから気になっていたという人も。将来の年金受給額が100%保障されているわけではないため、年金って本当に受け取れるの?と不安に感じた人が自分で年金を用意しようと、iDeCoに加入するようですね。

金融機関の広告を見て

「ある証券会社のネット広告を何気なくクリックしてみたら、節税メリットについて書いてあった。こんなに節税できるなんてびっくりした。初めはウソかと思った」と語るのは20代女性。

若い人にとって、やはり長期的に恩恵を受けられる節税効果というのは非常に魅力的。「ただでさえ給料も安くて将来の備えなんてできたものではない。せめて節税くらいさせてほしい」と言う20代男性もいました。

金融機関のネット広告から詳細が書かれたページにアクセスし、そこに書かれた情報を読んでびっくりする人もいるようです。

「自分もいい年だから投資をやってみようか迷っていた。iDeCoはそのきっかけに」と語ってくれた30代後半の男性もいました。そろそろ投資をやってみようかなと思っているときに、節税効果もあって将来の年金不足分を補えるiDeCoを見て、「まずはコレから」と思った人も多いかもしれませんね。

会社の人に勧められて

入社時に、企業型確定拠出年金がないからとiDeCoの加入について言及する企業もあるようです。実際に、転職で企業型確定拠出年金のない企業に入社した人も、人事からiDeCoの加入に関する説明があったと言います。この人の場合は、当たり前のように思っていた企業型確定拠出年金がなくなるということで、iDeCoに切り替えたという感覚だそうです。

確かにこれまで当たり前のように思っていた企業型確定拠出年金がなくなって、あとは自分でどうにかしてくださいと言われたらちょっとびっくりしますよね。iDeCoに切り替えて、節税効果を受けながら老後資金を貯めようと思うのも自然なことかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。iDeCoを始めるきっかけはさまざまですが、節税効果の高さにびっくりしたという声が多く聞かれました。初めはあまり信じていなかったけれど、自分で調べるうちに節税効果の恩恵が確かに受けられることを知って、何も節税にならない貯金よりずっといいかもと思って加入する人も多いのではないでしょうか。

iDeCoに高い節税効果があることは確かですが、自分のお金のことですから、口コミばかりに流されずにしっかり自分で調べてみて、納得してから加入することをオススメします。

 

>>楽天証券のiDeCoについて詳しくみる(初心者でも厳選ファンドから選びやすい)

>>SBI証券のiDeCoについて詳しくみる(品揃え抜群。選べるファンドが多い)

LIMO編集部