コンビニ業界での生存競争は、株式市場にも表れてきました。

2018年に入ってから、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)の株価上昇が続く一方で、ローソン(2651)の株価低迷が続いています。

直近2月末以降を見ると、ユニー・ファミリーマートHDは昨年来高値を更新する日が相次ぎ、3月下旬に入っても高値更新となる日が珍しくありません。しかし、ローソンは2月26日~3月2日まで5日連続で昨年来安値を更新したのを始め、3月8日には約4年ぶりの安値水準を記録するなど、両社の株価は好対象でした。

その後、ローソン株はやや戻したものの、まさしく“ファミマ買い、ローソン売り”の値動きが今も続いています。実は、改めて振り返ってみると、この2年間で両社の株価には決定的とも言える大きな差がついてしまったのです。

ローソン(青)、ユニー・ファミリーマートHD(赤)、セブン&アイHD(緑)の過去2年間の株価比較

“ファミマ買い、ローソン売り”が起きた背景