夫婦としての形はそれぞれ。普段の家事・育児の分担でもそれぞれの取り決めをきっちりしているという夫婦もあれば、なんとなく自然に決まった、というところもあるかもしれません。一方で、夫の言動に対してなんとなくモヤモヤとしたものを抱えている妻も多いようです。

今の生活が不満ということでは決してない。「稼いでくれているし、感謝しているけれど、…でも…」という妻のぼやきをご紹介します。

「手伝おうか?」にキレる妻――夫が無意識に妻の役割を決めつけている

役割は自然に決まったと思っている夫は要注意かもしれません。家事・育児は「手伝うもの(自分が主体とは思っていない)」という夫の感覚にモヤモヤとする妻は多いようです。

「家事・育児は妻の仕事、あるいは『主体は妻、あくまで夫は補助』という感覚は、共働きの頃から。(専業主婦になり)子どもが赤ちゃんで手のかかる時期には『なんか手伝おうか?』という発言によくキレていました。手伝う=本来自分のやることじゃないけど、手を貸すってことでしょう。『誰の子? あなたの子では?』ってよく言っていました」という声も。

共働きで家事を完全分業制にしていても、モヤモヤ感は残るようです。

「うちは共働きなので、基本的に完全分業制にしています。でも少しでもちょっとでも私の家事をお願いすると『やってやった』感が満載。ありがたいけど、あのドヤ顔&ドヤ感はなんとかならないものでしょうか…。すごく褒めないといけないんです」

さらに、「手伝う」ことさえもきちんとできていないのでは、というような声も。

「子どもを見ていてほしいと夫に頼んで私が用事をしているとき、ふと見ると子どもは一人で遊んでいて、夫はスマホに夢中。それ見てるものが違う…と思ってしまいます」

お膳立てされた「イクメン」疑惑…?

共働きで働いているというある女性は、「私が飲み会に行くと夫が子どもを保育園に迎えに行って、家で面倒を見てくれるんですけどね。会社で『俺イクメンだから』『妻を飲み会で息抜きさせてやってるいい夫』アピールをしていると思うだけで本当に腹が立ちます。だって自分は飲み会行くのに私の都合なんて気にしないわけじゃないですか」とこぼします。

夫からのイクメンアピールにモヤモヤするという声はこのほかにも。ある女性は「世の中、自分をイクメンと思っている父親がいっぱいいると思うんですが、それは『お膳立てされたイクメン』なのでは」と話します。

「夫も子どものオムツを替え、着替え、ご飯などのお世話はしました。でもそれは、全て事前に私がお膳立てしたもの。服もオムツも成長に合わせてサイズを変え、成長に合った食事を考えて作るのは私。夫はオムツは替えるけど、汚した下着を洗って漂白したことは一度もありません。そこまでは僕の仕事じゃない、ってことなんでしょう」

仕事が忙しいのになぜプライベートまで忙しくする…?

平日の仕事は深夜まで、休日も出勤があったり、あるいは単身赴任などで会えないなど、仕事が大変な夫の貴重な休日はストレス発散にも大切。それは理解しつつも、休日の使い方にも少しモヤモヤする妻もいる様子。たまの休みに家族サービスがない、ということかと思いきや、意外や意外、夫がアクティブすぎるケースが悩みだといいます。

「単身赴任先から自腹を切っても毎週帰ってきて家族で出かけるのが好きな夫。子どもたちも父親と出かけることを楽しみにしているのですが、私も平日は家事はもちろんのこと、パートに出たり、学校行事もあるし、休日くらい一息つきたいのが本音」

「ただでさえ仕事が忙しいのに、学校のパパ会に参加したり、野球チームのコーチを勝手に引き受けてくる。結局準備したり、道具の片付けや洗濯は私の仕事になってしまうんです…」

片付けが下手&ほめるポイントが下手

結局のところ、もう少し妻の気持ちになって考えてみてほしい、ということがモヤモヤの根底にあるのかもしれません。

「夫には、私の仕事をふやさないで、開けたら閉める、出したらしまう、一つ買ったら一つ捨てると言い続けてますが…引き出しが必ず数センチ開いてる、食べた後のゴミ放置、着なかった服がぐちゃっと置いたまま、洗面台がびしゃびしゃ、とか痕跡が残りまくっています。だから夫が何をしようとしたか、何をしていたかは大体わかるのですが、それを言うと『なんでわかるの? 探偵?』と…(苦笑)」

「毎日とても頑張ってごはんを作っているのに、夫が知人に『妻の作ったご飯の中で冷ややっこが毎回出てくるのが一番うれしい』と語っていて、本当に腹が立った」

まとめにかえて

いかがでしたか。このような妻のぼやきを見て、うちの夫もそうだ、と思った方、自分は大丈夫だろうか、と思われた方、「俺にだって言いたいことはある」「妻の行動に対してモヤモヤしている」という方もいるかもしれません。みなさんはいかがでしょうか。

LIMO編集部