センチュリー21、18年営業収益は前年比98% 大型加盟店退会が響く

2018年5月11日に行われた、株式会社センチュリー21・ジャパン2018年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社センチュリー21・ジャパン 代表取締役社長 長田邦裕 氏

当社事業モデル

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長田邦裕氏(以下、長田):みなさん、こんにちは。社長の長田でございます。いつもお世話になっております。ありがとうございます。

それではアジェンダでございます。

2018年3月期、2017年度の決算の概要、そしてセンチュリー21グループ全体の実績の概要、それから2018年度、今年度の当期の業績予想について。そして2019年3月期、今年度のいろいろな施策についてのお話を簡単にさせていただきます。

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まず、当社の事業モデルを簡単にご説明いたします。

一番上が「センチュリー21・リアルエステート(国際本部)」。アメリカにあります国際本部があります。ここのアメリカの本部が1971年、2人のアメリカ人によってこのセンチュリー21というのが発足したということでございます。

2番目が「センチュリー21・ジャパン」。我々、日本本部でございますが、私どもは、1983年に伊藤忠商事がこのアメリカのセンチュリー21のフランチャイズシステムを日本に持ち込んでスタートしたということでございます。

そしてその下にセンチュリー21の加盟店さんが、3月末現在で935店ということになっております。そして一番下がエンドユーザー、顧客のお客様ということになっています。

ここに、それぞれフランチャイズ契約、あるいは「広告基金組合」というような組織関係になっております。

広告基金組合は、センチュリー21・ジャパンの全体の広告を、加盟店から広告基金として徴収をして、それを使ってテレビCMとかレディースゴルフトーナメントに活用して、センチュリー21のブランドの向上というところに努めているということであります。

決算ハイライト

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それでは、具体的な2018年3月期の当社の決算、ご報告いたします。決算のハイライトでございますが、青いところが前年度の実績、そしてこの赤いところが2018年3月期の実績でございます。

営業収益は、実績で40億7,700万円。これは昨年度の実績に対しては98.0パーセントということであります。経常利益については、12億7,500万円、前年比90.3パーセント。

それから当期純利益としては、9億500万円ということで、前年比96.2パーセントということで、誠に残念ながら前年実績を割ったというところであります。

これについては、前年度がセンチュリー21の過去最高益であったということであります。一方で、2017年度の期初の段階で、大型加盟店というか1つのグループなのですが、5店舗を保有している大型のグループが退会をされたと。私ども「退会」と言っていますけれども、気持ちとしては「卒業」されたということであります。その結果として、なかなかその部分を取り返せなくて前年比割れになってしまったといったところであります。

加盟店の店舗数は935店ということで、前年度に対して14店の増加と。この14店の増加という純増というのも、残念ながら当社の予定よりはダウンということになっております。

決算レビュー

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今申し上げましたとおり、決算のレビューとして簡単に申し上げますと、大型加盟店の退会のインパクトがあって、営業収益としては前年比98.0パーセントに留まってしまったということであります。

2016年度の段階で第1位企業グループだったという加盟店さんなのですが、卒業されたと。みなさんご存じのオープンハウスさんも以前はセンチュリー21の加盟店でいらっしゃいまして、そのオープンハウスさんもだいぶ前に卒業されて、いまや一部上場企業の立派な会社になられて大活躍されているというところを考えますと、今回のこの卒業も私どもとしてはたいへん喜ばしきことです。当社の決算には少しインパクトがありましたが、喜ばしきことというふうに考えております。

この加盟店グループの退会のインパクトを除外して比較すると、前年比は103.2パーセントということでありまして、多くの既存加盟店の業績は着実に伸びていると。

ただ、その103.2パーセント、3.2パーセントという数字は、我々が期待した数字よりはちょっと低かったというところでありまして、いろんなマーケット、不動産マーケットが高騰してるとか、なかなかお客さんが買いづらくなっているとか、そういったマーケットの変化もこういった数字に少し出てきているのかなと考えております。

一方で、私どもの人員増強による販管費、あるいは「21クラウド」という、ITの新しいシステムにかかる開発の原価がございまして、経常利益段階では前年比90パーセントと10パーセントダウンになってしまいました。

ただ、当期純利益の段階では前年比96.2パーセントということでありまして、ここにおいては税金のところで「所得拡大促進税制」という減税メリットが大きくあり、当期純利益の段階では少し持ち直したというところであります。

今申し上げているのはすべて前年比の数字でありますが、2017年の期初に公表をさせていただいた予想比は、ちょうど純利益ベースでいうと9億円ちょうどということでありましたので、500万円だけアップしたということで100.6パーセントという結果になりました。

前年比が非常に大切ではありますけれども、一方で予算比、公表予想比については絶対に守らなければいけないというところで、会社の決算としてはぎりぎり達成をしたというところであります。

2018年3月期 営業利益・経常利益・当期純利益

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営業利益、経常利益、当期純利益を、過去3年にわたって半期・通期というかたちで棒グラフに表したものであります。

2017年度についてが一番右端でありまして、2016年度が過去最高益だったということで、棒の高さが真ん中が一番高い。

(2018年3月期は)2016年3月期の営業利益と経常利益にほぼ類似した数字になっておりまして、少し下がったという感じではありますけれども、過去2番目の最高益ということではあります。そんなところで棒グラフとして見ていただけるかなと思います。

2018年3月期 営業収益の内訳

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営業収益の内訳でございます。

営業収益、一番右端がこの2017年度は40億7,700万円と申し上げましたけれども、内訳としては、私どもの加盟店さんからいただくサービスフィーが31億3,800万円ということで、ほぼ8割近い、77パーセントの内訳ということになっております。

それとITサービスの売上、そして新規加盟店の加盟金が1億7,000万円というかたちで、こういう構成で私どもの40億7,700万円の営業収益が成り立っているということであります。

2018年3月期 加盟店舗数

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次は、これは加盟店舗数の2007年からの経緯でございます。

これ見ていただいたとおり、ずっと右肩上がりでありまして、この間の3月末店舗数は935店ということで過去最高ということにはなりました。

ただ、ここで残念なのは、首都圏の加盟店舗数がここ3年ぐらい伸び悩んでいるということでありまして。これは先ほどの大型の加盟店1グループの加盟店のほかにも、残念ながら上期に首都圏のほうで想定外の退会がありました。それが十数店あったということでございます。そのために首都圏だけ伸びていないということがありまして、ここは私ども大いに反省するところであります。

2018年3月期 新規加盟店舗数・退会店舗数

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次のページお願いします。

その加盟店数の新規加盟店が上の青いグラフ、そして退会の加盟店数が下のオレンジのグラフでありまして、折れ線グラフはこの新規から退会を引いた純増の数字の折れ線グラフになっています。

ここ数年は20〜30数店というのが純増でありましたけれども、今申し上げましたが、首都圏の想定外の退会もあって、2017年度は純増14店に留まったということでございます。18年度以降、今年以降は純増をまた30店というところを目指してやっていこうと思っております。

ただ、私が社長になってからまだ2年弱でありますけれども、加盟店の数を闇雲に増やすという考え方は持っておりませんで、まずは加盟店の質の向上と。加盟店さんの売上の向上を第一に考えてやっていきたいと。

そしてその結果をご覧になられて新規に加盟店さんがまた入っていただけるだろうということで、量の拡大は2番目に考えているということで、無理をせずに純増30店ずつ増やしていけば、間もなく1,000店に到達するだろうということであります。

2018年3月期 1株当たり配当 /配当性向

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次は1株当たりの配当金と配当性向。この大きな青い塊が配当金。

2017年度は、2018年3月期予定でございますけれども、1株当たり50円ということであります。配当性向は58.4パーセントということで高い配当性向ということになっております。

2018年3月期 ROE(自己資本利益率)

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それから次のページはROEですね。自己資本利益率。

今、日本の企業はこのROEをいかに高めるかということを非常に重要なポイントとしていると思いますけれども、当社においては非常に安定的に15パーセント以上を確保できていると。

このフランチャイズの仕組み、非常にこの仕組みの良さだと思うのですが、業務効率、営業効率が非常に高い、自己資本利益率も高いというところで、非常にいい数字ではないかなと。ただ、さらにもっと高めていきたいなと考えております。

2018年3月期 当社実績まとめ

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次のページでございますが、これは今申し上げました当社の実績をすべてまとめたものであります。

2018年3月期 加盟店総取扱高

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次に、2018年3月期、このセンチュリー21グループ全体について少しお話をしていきたいと思います。

次のページは、我々の加盟店の総取扱高のエリア別になったグラフでありまして、半期と通期というかたちの3期分を表しております。

この一番右端の数字の一番下の数字というのは7,896億円ということで、私どもの加盟店さんが、仲介取引あるいは商業取引、いろいろな取引の関与した扱高の総額であります。

7,896億円というかなり大きな金額を扱っているのが私どもの加盟店でありまして、全加盟店の総額ということであります。ここで首都圏を見ていただけますと、17年3月期が5461億円から18年3月今期が5020億円ということで、約400億下がっているというところなんですけども、これが、先ほどの第一次グループの加盟店さんの影響というところであります。かなり大きなインパクトであるということであります。

2018年3月期 エリア別 加盟店総受取手数料

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次のページもエリア別でございます。

今度は加盟店が受け取る手数料の棒グラフであります。先ほど扱った売上高それに対して加盟店は6%とか3%とか手数料をもらいます。その手数料の総額をエリア別に分けたグラフでありまして、一番右端、総額は515.5億円と書いてあります。515億円の手数料を加盟店がもらっていると。首都圏が325億ということでございます。これも首都圏が減っているのは、加盟店の卒業によるものでございます。

2018年3月期 取引態様別 加盟店総受取手数料

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今度は、この受取手数料515億円を取引対応別に分類した棒グラフです。

一番下の濃い青が、社有取引という、加盟店が自社事業で行う事業の利益から生み出される手数料であります。

それから薄い青がいわゆる売買の仲介、仲介取引における手数料、そして黄色が賃貸仲介、あるいは賃貸管理の手数料。

灰色は、その他ということになっています。

当社グループは売買も賃貸もということで、テレビCMでもそう言っております。両方扱っておりますけれども、実態は7割くらいが売買、あるいは社有ということになっております。

2018年3月期 売買仲介・社有 受取手数料内訳

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全体の7割強を占める売買と社有取引、売買仲介と社有取引の数字を更に分解したのがこちらでございます。

一番下が新築戸建ての仲介、次が中古戸建ての仲介、ちょっと色が分かりにくいかもしれませんが、中古戸建ての仲介。そして、赤が新築マンションの仲介。そしてオレンジが中古マンション、緑が土地、そしてその他事業物件ということになっていまして、大体この比率は各年度、ここ3年間では同じような比率になっていますが、2017年3月期と比較してみると、この中古戸建てという下から2番目の薄いブルー、これは残念ながらちょっと下がっております。

これからの時代はだんだん、新築が人口減少とか色んなことで供給は減っていくだろうということです。一方で中古、既存住宅といいますが、既存住宅の取引、仲介ですね。こちらは今後もマーケットがかなり見込めると、そういう中にあって、ここをやはり拡大していかなければセンチュリ-21は生きていけないというふうに思っておりますので、ここの拡大をしなければいけないというふうに考えています。

2018年3月期 売買仲介・社有 成約件数

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次のページ、これも売買仲介としては社有に限ったところの成約件数であります。

件数の一番右側が3万362件ということでありました。これ以外に賃貸仲介はここに入っていないわけでありますすが、賃貸の仲介の件数はかなり数が多くて、あえて賃貸の件数は表していないということであります。

2018年3月期 売買仲介・社有 物件平均単価

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次のページは同じく、また売買仲介と社有の物件の平均単価であります。

これはクォーター、四半期ごとに並べてありますので、でっこみひっこみがありますけども、大体2400万から2600万くらいの幅で年々高くなってると、これはマーケット全体が高くなっているということをそのまま反映しているのではないかなというふうに考えております。

そんなことで2018年3月期、2017年度のセンチュリー21グループ全体の概要をご報告をいたしました。

2019年3月期当社業績予想

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2019年3月期の当社の業績予想でございます。

この数字をご覧いただくと、一番左の青いのが2017年度の数字。そして真ん中は、上半期の数字であります。これは予想でございます。そして右端が2019年3月期の、期末の来年3月期の予想数字ということでございます。

見ていただいた通り、今期は昨年に対して105%とか106%という営業収益、営業利益というところで、今期は頑張って拡大をしていこうということになってございます。ただ当期純利益は、先ほどの税金の減税の部分が、恩恵がなくなるというところで、純利益ベースではほぼ100%ということで、9億1000万というのを目標値にして公表をさせていただいております。

店舗数は順増で30店舗増加で965店ということであります。配当金については2017年度と同じ50円を予定をしておりまして、その配当性向は58.1%ということになります。

業績予想の主な要因について

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主な要因と簡単にまとめました。

営業収益については、既存店の売上増として、新規店の貢献ということでございます。色々なサービスを拡充していることによって、既存店の売上を増やすという、非常に純粋な我々の努力に伴う売上増というところと、新規の加盟店が入って頂くことに伴う売上増というところで、1.5億円程をプラスで考えています。

そしてIT売上です。21CloudというITのサービスに伴う売上高が1.2億円程度伸びるという予想を立てております。

一方で経費関係でございますけれども、店舗開発ですとか、加盟店の人員のサポートを、もう少し増強しようと考えております。販管費で5000万円程度増えます。

新ビジュアルアイデンティティ対応とは何かというと、これは後ほど、ご説明をしたいと思います。

それからIT関連投資、販管費、簿価で、3000万円くらい増えるというような予定でございます。

これが先ほどの数字のベースになっている要因でございます。

それでは2019年、2018年度の、19年3月期に向けての話をしたいと思います。

2018年度の位置付け

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これは「飛躍への基盤となるステージ」というのが掲げてありますけれども、実は社内で2011年度に向けての中期経営計画というのが今策定しております。丁度センチュリー21語呂のいい21、2021年度に私どもの会社はどうなりたいかというのを、社員と一緒に考えて、どういう収益にするか、どういう位置づけにするか、

というようなことを考えているんですが、その中で2018年度は初年度に当たりますんで、「飛躍への基盤となるステージ」というところで、着実にやっていこうという、あまり伸びは先ほど数字をお見せした通り、伸びは数字としては伸びてないんですが、まずは足固めの年ということでございます。

今からお話するのはそこの10項目ほどの内容がございます。まず最初、お話するのはIT戦略。我々の不動産仲介、流通事業においてはですね、IT無くしては語れない、ということでございます。

センチュリー21は「21Cloud」というのを2016年の12月、約2年くらい前に、約2年弱前に開発してリリースをして、2017年度それを改良をして、結果として加盟店さんが全体の92%の方に「21Cloud」を利用していただいています。このグラフはそのロードマップであります。

物件情報・登録・出稿、反響獲得、追客、来客・案内、そして成約という、不動産流通、売買仲介の仕事の全てに関わるところでITの仕組みを導入したシステムが出来ている部分、そしてこれからも開発してく部分がありまして、これがロードマップになっております。

今この黄色いところが、今年度一番注力している、顧客/追客管理のシステムであります。お客様の管理と、それから営業マンがいかにそのお客様を追客して成約に結びつけるか、そういった管理をシステム上で行うという、顧客/追客管理のシステムを今開発していて、一部はリリースをいたしますし、今年度中には全体ができるという予定でございます。

それから右端ちょっと白いところでは、契約書システムの刷新、これは7月予定と書いてありますが、売買契約書についても、もともとシステムはございますけれども更に刷新をして、借り手さんに使っていただこうということであります。

1.IT戦略①

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次のページでそのIT戦略をもうちょっと現在のところを申し上げますと、目的は業務の効率かと成約率の向上ということであります。

1.IT戦略②

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この「21Cloud」の物件登録とか色々な出稿、そういったシステムはもう完成をしておりまして、92%の加盟店さんが利用されていますけれども、加えてこの顧客/追客管理システム、これは今年度中にリリースしていくという予定です。

これによって売買、賃貸の反響獲得から、成約までの追客状況を見える化するということです。そしてお客様が短期のお客様なのか、あるいは中長期のお客様なのか、お客様によって色々あると思うんですが、そういったお客様全てをフォローできるシステム。それを開発をして段階的にリリースをしていくということでございます。

そしてこの顧客/追客管理システムが出来ますと、蓄積された顧客営業活動のデータというのがあるわけですが、そのデータと、その物件データとかポータルに出稿した実績のデータを結びつけていくことによって、反響の効果がどうであったかとか、最終的に成約がどうであったか、成約率がどうであったか、あるいはその活動が出来ていたのかどうかとか、そういったことの分析が出来るようになるということで、この分析機能、これが主に大いに活きてくるというふうに考えております。

この全体が今年度中に完成をする予定でございます。加盟店の業務効率化と、成約率の向上、これによって加盟店の売上高も向上というところにつながっていくということであります。

1.IT戦略③

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次のページであります。これは業務の効率化の部分の例でございますけれども、「AI取り込み君」というのはすでに加盟店に使っていただいている私どもの新しいサービスなんですけども。スマホで、物件情報、色んな物件情報をスマホで写して取り込んだらそれがすぐにデータに出来るというのが、「AI取り込み君」です。

これはもうすでにリリースもしていて、使っていただいているんですね。これは例えば、今までだったら手入力で、営業マンが手入力で物件情報、例えば所在地、面積とか、そういうのを手入力でやっていたのが、スマホで撮影をするとその情報が全てデータ化してピュッと、この画面に映しこまれるということで、例えば営業マンが一物件につき20分とか時間をかけて作っていた資料が、数分以内にあっという間に取り込めるというのが、「AI取り込み君」でありました。

これに続くものとして、こういう名前はまだ付けてないんですけども、AI研究開発第二弾、AIを活用しているんですね、これは。少しずつ能力アップしていくと。AIの力によって能力アップしていくというやつなんですが、この画像種別自動認識機能というのを今ほぼ出来上がりました。これは何かというと、今度は営業マンが色々仲介物件の写真、とか色んな写真を撮影してきます。

その写真をAIが判断して、あっという間に、これはキッチンですよと、これはエントランスですよと、そういったものをいちいち今までだったら手入力をして特徴なんかを書き込んだんですが、そういったことが今後はあっという間に出来るようになると。

これもAIがだんだんと進化していくことによって、色んなキッチンが例えばあるかもしれませんが、それがキッチンだと判読出来て、これはキッチンなんだと。それが多分そのうち対面キッチンだとか、そうじゃないとか、そういうの全部がわかるようになるんじゃないかなと思いますが、

これは営業マンの日々の作業の効率化につながっているというこの、AIとAIを使った新しいシステムでありまして、これは多分、他の会社さんにはないシステムではないかなというふうに思っています。これがIT戦略の現在推進している部分のお話でございました。

2.基幹システム刷新

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次に基幹システムの刷新というのは、うちの社内のシステムでもあるんですけども、「KEIN」というシステムがございます。

ずっと、センチュリー21、以前からこの「KEIN」という基幹システムを使っておりますが、これを今年度から刷新していこうと思っています。

これは加盟店さんの会社の概要とか、あるいはそれぞれ日々の取り組み報告のデータとかそういったものが「KEIN」というものにどんどん集積されていっているものなのですが、こういったものを、システムを効率化するということで、これも業務効率化につながるということと、データベースが活用できるようになるということであります

今でももちろん活用はできているのですが、より効率的な活用ができるように改修していこうということでございます。

それと先ほどちょっと言いましたロードマップの中の右端の白いところ、先ほど申し上げました契約システム。これも加盟店さんが使う契約書のシステム、これをリニューアルすることによって、1つの目的としては法令遵守、あるいは取引安全を追究していくということであります。

3.営業・経営支援

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次がこの今年の4月からスタートしている営業・経営支援の一環であるところのフランチャイズコンサルティング部、FCコンサルティング部という、この4月に正式に発足している部隊でございまして、これは個別の営業、経営支援を行うということであります。私どもは加盟店さんに対してフィールドサービス部というのがございまして、エリアごとに担当が決まっていて、その担当者が加盟店のいろんなサービスをするということで、エリア担当というのがいます。

ある意味全面的にサポートする人たちがたくさんいるわけですが、それのほかにコンサルティング部という組織を作りました。これは加盟店さん個々のいろんな悩みごととが相談ごと、そういったものに対して個別に対応させていただいて、そのポイントだけをいろいろ支援する、お教えするといったとこでやっていく部隊でございます。

今主に異業種から参入される、不動産業のあまり経験のないかたちで参入される加盟店さん、そういった加盟店さんとか、あるいは最近業績が低迷して困っているといった加盟店さん。そういった加盟店さんに営業支援をする、経営支援をするという部隊でございます。

この部隊は事業計画の策定とか組織体制をどうしたらいいかとか、あるいは人材の採用とか育成をどうしたらいいか、営業実務はどうするんだ、営業マンの教育はどうするんだ、あるいはいろんな知識、足りない知識を提供するとか、ITツールとかサービスの活用方法をお教えします。いろんな個々の加盟店さんのニーズに合った支援をさせていただくということでございます。

今のところはまだ部員4名しかいないんですけれども、それぞれの分野に精通したプロの社員でございまして、加盟店の業績向上、そして退会防止に方針に寄与していくという部隊であると考えております。

4.広告戦略

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次は広告戦略でございます。

もう駅にもポスターが出ておりますが、伊原さんという「バブリーダンス」で一世を風靡した元登美丘高校ダンス部キャプテンで、今年(2018年)の3月まで高校3年生で、4月から女優として活動を開始したばかりの非常に初々しい女性なんですが、「センチュリー21ガール」というオーディションを行いまして彼女が選ばれまして、今後のセンチュリー21のテレビCM、あるいは店舗のいろんなところで彼女が登場してくれるということでございます。

具体的にCMそのものは7月のCMから伊原さんが登場する予定でございます。(スライド)この右のは「バブリーダンス」の時の映像で、真ん中にいるのが伊原さんであります。ちなみに伊原さんが卒業するにあたって「おったまげ」卒業サプライズムービーというものを作りました。私どもの費用負担で作ったのですが、これが今現在165万回再生されているということで、伊原さん人気がすごいなということであります。

それからWeb動画は、タレントの、はなわさんがご自身で作詞・作曲してくれた歌を歌ったYouTubeの動画です。

これは「拝啓、かっこ悪い親父」という題名の歌でございます。センチュリーの看板がかかっているところで、はなわさんが歌を歌っているんですけれども、はなわさんのお父さんが家を買った時に、日々奮闘、努力されていたお父さんを、最初はすごくかっこ悪い親父に見えていたということなんですが、家族のためにすばらしい家を建ててくれたと。

そういった非常に心温まる歌を、はなわさんが作ってくれまして、それをセンチュリーのCMとしてWeb上で見れるようになっています。

今の若年層の方々はテレビを見ません。あるいは録画してもCMを飛ばしてしまうということでありますので、SNS上で、こういったYouTubeで拡散することによってセンチュリー21ということを認識していただけるということかなということでです。はなわさんの歌が非常に良かったので今130万回再生されているということであります。

それからレディスゴルフトーナメント。これはもう今年で5回目になります。また滋賀県の瀬田ゴルフコースで開催をいたします。昨年(2017年)の第一回目の時はゴルフ場への来場者は2万人を超えると。38ある日本のレディスゴルフトーナメントの中の1つの中で2万人を超えるというのは、上位5番目かそれくらいの動員数であったということであります。

5.商品・サービスの開発・拡充

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次、商品・サービスの開発・拡充ということで、市場競争力強化のための商品・サービスの開発・拡充です。

いろいろな加盟店向けのサービスとか商品を作っておりますが、一番新しくリリースできるというのが7月予定のリースバックという商品であります。これは私どもが直営店を持っていないので私どもが物件を買い取るということはございません。リースバックの専門会社と業務提携をしまして、その結果としてセンチュリー21のリースバックという名前で打ち出してやっていこうと考えております。

これは競合他社さんが先んじてリースバックというものはやっていらっしゃいますけれども、競合他社さんの条件面よりも良い条件面の、お客さまにとって良い条件面のリースバックの商品を開発をして、これから加盟店に使っていただこうと考えております。

あといろんなサービスがある一環で「スマ電」ですね。電力の契約を変えることによって安くなりますよという。「スマ電」と言っておりますけれども、これがスタートしてからすでに1年ぐらいなんですが、お客さま、エンドユーザーの契約者数が8,000件を突破しました。こんなことも新しいサービスとしてやっておりまして。この「スマ電」は一部のメリットが加盟店にもおちるということで、加盟店も一生懸命ユーザーに使っていただいて、エンドユーザーは電気代が安くなる。加盟店も少しだけフィーが入る。こういう仕組みを私どもが作って提供しているということであります。

6.人材採用支援

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次のページは材採用支援ということで。今営業マン、非常に採用難にあります。この時代、なかなかこの不動産仲介も仕事を若い人がやりたがらないという時代でありますが、なんとか加盟店に社員を送り込みたいということで。2つの仕組みがありまして、1つは本部のホームページに掲載されている無料の採用サイトがあります。これを刷新したことによってこの4月から運営をしておりますけれども応募者が110名あったということ。

そしてもう1つ別のサービスとしては、人材派遣会社とタイアップしまして採用が成功したら成功報酬をその派遣会社に払っていただくという仕組み、サービス。これが22名の採用になったということでございます。こうやって、加盟店の営業マンの採用というのも非常に難しい状況にあるので、我々としてはしっかり力を入れて運営をしていくというところであります。

7.活動領域の拡大・強化戦略

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そして7番が、次が活動領域の拡大・強化ということでグローバル取引です。

今インバウンドでの取引、アウトバウンドでの取引、たくさんございますので、このへんの取引の活性化ということで、Globalサイト内に事業用物件のコンテンツの実装ということでございます。まずは事業用物件、投資用物件のほうから始めようということでスタートいたします。

それからインバウンド取引のセミナー、これを当社が中心になってセミナーを開催していくということでございます。

それから賃貸管理業務の支援強化ということで。売上高の中でも売買仲介が7割と申し上げましたが、賃貸がセンチュリーとしてはそれほど強くないということで、この賃貸管理の業務の支援を強化をしようということで、アメリカの「IREM」、「IREM」というのは全米不動産管理協会となりますが、それの日本の組織があります。「IREM JAPAN」と言われますがそこと提携いたしました。

アメリカ式のCPMという資格があるんですけれども、アメリカの資格で略せば購入不動産経営管理士みたいなことになると思いますが、こういったCPMという資格があります。アメリカの資格。これを用いた最新の管理、業務セミナーを実施するようにしております。

当社の本部の社員がこのCPMという資格を取りまして、オーナーさんの資産管理を行うことで、賃貸仲介とか賃貸管理、あるいはそこから発生する売買仲介、そういった仕事につなげていく賃貸管理の部分を強化していこうということでスタートしております。

8.サステイナブル戦略

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次のページは当社のCSRでございます。あまり大したCSRはやってなかったということで、昨年、若い社員にいろいろ検討してもらいまして、当社のCSRとして打ち立てました。

1つが女性活躍推進。『私たちセンチュリー21は踏み出す女性を応援します。』ということであります。今労働人口が減少しているという中での女性に活躍していただかなければいけない時代になってきているということでありますが、この不動産業界、とくにこの住宅ですね。住宅に関しては女性の活躍の場がたくさんあるだろうと考えています。

ただセンチュリーの加盟店の営業マンはまだまだ男社会で、男性社員のほうが圧倒的に多い。でも女性社員が活躍してる加盟店はやはりどんどん業績が伸びているところがあります。ですから古い社長も女性を活用していただいて、どんどん営業に登場していただいてやっていただこうじゃないかということで、そういったことを我々はCSR活動としてやっていこうということでございます。まだ具体化はしておりませんが、レディスアカデミーというものの構想を今検討中でございます。

あるいは女性採用の啓蒙活動です。今申し上げましたが加盟店の社長さんの中には古い頭の人がいて、営業は男性がやるものだという方もいるんですけれども、今そんな時代じゃないということでの啓蒙活動、勉強会をします。

それから、もうすでにスタートしておりますが、加盟店の女性営業社員が女子会を作って、非常に熱心に勉強会をやっています。こういったものをバックアップしていこうじゃないかというのが1つでございます。

つい最近スタートするのが「こども110番の店」です。加盟店さんが全部で900店強あるわけですから、お子さんが、もし怖いこと、怖い人に襲われそうだとか、そんなことがあった時に、お子さんが加盟店の店に逃げ込んだら助けてくれると、そういうことをやっていこうじゃないかということで今準備中であります。

コンビニなんかでも、すでにいろいろやっているようでございます。加盟店も非常に目立ちますから、そういったところを利用していただいたらと考えている次第でありまして、これが当社のCSRの新しい活動ということであります。

これまでにも行っている盲導犬協会への寄付、個別支援学級への寄付、これは今後も継続していく予定でございます。

9.組織再編

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今期4月からの組織再編でどこが変わったかというと東日本営業本部東京本店の中、2つに分かれております。

第一本店、第二本店といっております。この目的は、本店の下に第一マーケティング部と第一フィールドサービス部があって、この本店長がフィールドとマーケティング両方を見ろということであります。

フィールドというのは、加盟店に対するサービスをするところです。マーケットというのは新規の加盟店を募集する部隊です。これは今までは別の考え方でやっていました。しかし、これは一体でやるべきじゃないかというのが私の考えです。それを実現するために本店長が両方の部長を兼務して、ある種、利害が対立するかもしれない仕事を一体としてやってもらおうということであります。

これによって既存加盟店に対するサービスの強化と新規加入の促進を同時にやっていきたいということで、東日本だけ縦割りになっていたものを組織を分けて一体化します。

これ西日本はすでにそうなっています。全社的にフィールドとマーケットが一体的に加盟店のサービスをするということでやっていきたいと思っております。

10.新ビジュアルアイデンティティ

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最後、新ビジュアルアイデンティティとはなんぞやという話です。

これは残念ながら今日は具体的にはお話はできません。私どもの『秋の戦略会議』というものが(2018年)8月以降にありますが、そこで発表する予定であります。

ちょっとだけ申し上げますと、この3月にアメリカのセンチュリー21本部が新しいブランドのアイデンティティと、そして新しいロゴマークを発表いたしました。これは全世界共通でやってまいりたいということであります。

今のセンチュリー21のマークが全面的に変わります。ただ、ジャパンとしては、ブランドアイデンティティの刷新、そしてそのロゴマークの刷新というかたちで、いろいろと最終的な検討をしております。秋の戦略会議で正式にそれを発表し、ロゴマークの変更は当社もとより加盟店も全部ロゴマークを変更していくことになります。

一大事ではあるんですけれども、新しいセンチュリー21のスタートと、今年度のスタートだということでやっていきたいと思っております。ぜひご期待をいただければということでございます。

ちょっと話長くなりすぎまして申し訳ありませんが、以上で私の話を終わります。

記事提供:ログミーファイナンス

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