小学校に入学すると、本格的な学習が始まります。幼児期は得意なことだけを集中して学ぶこともできますが、小学生になると苦手なことにも取り組まなければなりません。クラスのみんなが同じタイミングで同じ内容を学び始めるため、生徒ごとの力の差が目立つこともあるようです。

では、幼稚園と保育園どちらに通っていたかで、小学校入学時に力の差が出てしまうものなのでしょうか。両者の違いを見ていきましょう。

保育料の無償化で幼稚園を選びやすくなる?

日本ではほとんどの子が、4歳になる年の4月には幼稚園か保育園のどちらかに入園・在園することになるでしょう。これまでは、共働きの家庭は保育園、ママが専業主婦の家庭は幼稚園となることが多かったかもしれません。しかし、共働き家庭が増えていることもあり、「預かり保育」を実施して、夕方まで園児を受け入れている幼稚園も増えてきました。

預かり保育まで利用すると保育料がかさむという声もありましたが、2019年10月より保育園や幼稚園にかかる保育料が無償化されるという話も出ています。無償化には一定の条件や上限はあるようですが、多くの家庭で保育料の負担が大きく軽減されるでしょう。

そのため、これまで保育時間や料金の関係で保育園を選択していた人も「預かり保育を利用すれば、子どもを幼稚園に入れても仕事をそのまま続けられるのでは? これまでほどの料金がかからないのなら、満3歳になるタイミングで保育園から幼稚園に転園させようかな」と考える家庭も増えるかもしれません。