「ディズニー死ー」
「ディズニーのテーマパークで定められている行動基準の中で最も重要視されているものの一つが『安全』。行動基準が守られていたとは思えない」

同じ事件に対しても、確かにさまざまな受け取り方があるようです。

「台風でも休園しない」のは是か非か

東京ディズニーリゾートでは、「楽しみに来園してくださるお客様のために」という信念のもと、台風などの悪天候時にも開園します。この対応に関して、オリエンタルランド広報部は「ウェザーニュース」の取材に、「当園の施設の4分の3は屋内にあるので、台風に限らず強風や豪雨などの悪天候でも屋内のアトラクションなどをお楽しみいただけます。お車などで来園する方もいらっしゃいますし、ご宿泊のホテルによってはパークまでの送迎バスをご利用する方もいらっしゃいます」と答えています。

「ゲストのことを一番に考えた素晴らしい対応」
「悪天候だからってゲストを悲しませたりすることのない心遣いもディズニーらしい」

と捉える人もいますが、

「休園による不利益を回避したいだけだろうし、台風の中でキャストを働かせているような会社は、社員から提訴されて当然」
「台風で早退の対応をする企業がほとんどなのに、閉園まで働かされるオリエンタルランドはブラックすぎる」

と、キャストを心配する声も多くありました。これについては「台風等でキャストが自宅に帰れない場合は、近くの宿泊施設を手配してくれる」といった反論をする人もいますが、そもそもキャストの守秘義務上の問題もあり、実際にどうなのかはあまり公にはなっていません。

労災や事故はディズニーに限ったことではありませんし、こうした報道がなされるのも、やはり多くの人の注目が集まる企業だからということもあります。先ほども触れたように、訴訟を起こしながらもディズニーを変わらず愛していると話す人がおり、キャストの中には年間パスを買って休みの日にも遊びに来る人も多いといわれる「夢の国」。ゲストが安心して楽しめるのはもちろんのこと、キャストも安心して働ける場所であってほしいですね。

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