【投信1レポ】地元住民が圧倒的に有利! 株式投資の第一歩:尾張・名古屋編

株式投資の第一歩はその企業を知ること

株式投資の第一歩は投資先企業についてよく知ることです。全くなじみがない企業を勉強するよりも、自分の住んでいるエリアにある企業であれば、そうでない投資家よりもその企業を知るうえで有利と言えるでしょう。

今回は、尾張・名古屋で幼少期を過ごした投信1編集部スタッフが同地区に本社がある中小型株を見ていきます。

壱番屋

「ココイチ」といえば、カレーで有名なCoCo壱番屋。その運営会社は壱番屋(7630)です。今でこそ関東にもしっかり根を張っていますが、愛知県・一宮市に本社があります。

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一宮市は尾張地区では大きな都市ですが、全国的にはあまり知名度がないかもしれません。昔は繊維の街として勢いがありましたが、日本の繊維業そのものの競争力が失われるにしたがって、その勢いも失われてきたように感じます。

株式市場では、「カレーのFCやチェーン展開はうまくいかない」というような都市伝説がありましたが、ココイチはそうした思い込みを裏切って大成功を収めたと言えるのではないでしょうか。

「ココイチのカレーは口に合うな」と感じる方も少なくないと思いますが、ハウス食品グループ本社(2810)のカレールーを使っていると言われているのを聞くと、なるほどと思います。ハウス食品のカレーは、多くの日本国民が一度は食べたことがあるでしょう。

2015年10月にはハウス食品グループが壱番屋の発行済み株式の51%までを買い増し、連結子会社化すると発表しています。これは、ハウス食品にとっての壱番屋の重要性がよくわかる意思決定だと思います。

最近では、結果として、一連の廃棄ビーフカツ転売問題に巻き込まれた形となっていますが、この件に関する壱番屋の迅速な対応は評価されていますので、今後もさらにおいしいカレーをどんどん提供してほしいものです。子供の時から慣れ親しんでいた会社ですが、上場以降投資をしていればよかったと思える銘柄です。

サン電子

サン電子(6736)をご存じない方も多いでしょうが、30~40歳代の方は、昔ファミコンで一世を風靡した「いっき」や「アトランチスの謎」を開発した会社と言えば、「ああ、あれか」と思い出すかもしれません。本社は愛知県・江南市にあります。

江南市は壱番屋の本社がある一宮市の東側に隣接する都市で、以前はカーテンの生産などで有名でした。ちなみに、元アイススケート選手でドーナツスピンが有名な中野友加里さんは江南市の出身です。

サン電子は電機メーカーであり、本社が尾張ということでパチンコ向け部品などが祖業ですが、その知見を活かしたゲームや、最近ではM2M(マシン・ツー・マシン)、AR(拡張現実)にも事業領域を拡大しつつあります。

電子機器を取り巻く外部環境が変わりながらも柔軟に対応している同社には感心させられます。

まとめ

愛知県といえば、世界を代表するトヨタ自動車(7203)を真っ先に取り上げるべきだろう!という声もあるかと思いますが、トヨタは三河の会社です。

尾張といえば織田信長・豊臣秀吉ですが、三河は徳川家康です。車のナンバーも尾張ナンバーと三河ナンバーで分かれていますので、地元の方からすれば所在がまったく異なる企業と言えます。

ちなみにソニー(6758)の創業メンバーである盛田昭夫さんの実家である造り酒屋「盛田」は現在の常滑市が発祥の地で、江戸時代には尾張藩にありました。愛知県は日本を代表する企業を生み出してきたということは頭の片隅に置いておきたいですね。

【2016年1月18日 投信1編集部】

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投信1編集部

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