【国際比較】高齢者の就業率は高水準 「相談し合う」「助け合う」友人は少ない傾向に
Iconic Bestiary/Shutterstock.com
内閣府は2021年6月11日、令和3年版高齢社会白書(同日に閣議決定)を公表しました。高齢社会対策の実施状況など、高齢者の家族や世帯などに関するデータを明らかにするのが目的です。この調査によると、高齢者の就業率は全体的に増加を見せていることがわかりました。
そこで今回は、高齢者の就業についてチェックしていきます。また、高齢者の「人付き合い」についても解説します。
60~74歳の就業率 10年前から10ポイント以上の増加
年齢階級別に就業率の推移を見てみると、60~64歳、65~69歳、70~74歳では、10年前の平成22(2010)年の就業率と比較して、令和2(2020)年の就業率はそれぞれ13.9ポイント、13.2ポイント、10.5ポイント伸びています。(下記グラフ参考)
また、75歳以上も10年前と比較して約2ポイント伸びています。先述の年齢層ほどではないものの、着実に就業率が伸びていることがわかります。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。