今年も残すところひと月半。コロナ禍で苦汁を味わい続けてきた各百貨店でも、お歳暮商戦が始まりました。11月の風物詩ですね。

昭和~平成のひと頃と比べて、お歳暮のやりとりは減ってきた感は否めません。また、昨年(2020年)は、感染症対策で帰省を控えるかわりの贈り物が「帰省暮(きせいぼ)」なんて呼ばれて話題となりましたね。

今日はアンケート調査の結果を交えながら「お歳暮」について考えていきます。

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今年のお歳暮「誰に贈る?予算はいくら?」

2021年10月28日、カタログギフト企画・販売大手のリンベル株式会社が公表した、コロナ禍でのお歳暮に関する意識調査の結果をのぞいてみましょう。

お歳暮を「贈る派」は何割くらい?

同調査は、2019年から2021年の「お歳暮事情」についてたずねています。その結果をみてみましょう。

Q:お歳暮を贈りましたか

2019年
贈った・・・63.0%・贈らなかった・・・37.0%

2020年
贈った・・・67.4%・贈らなかった・・・32.6%

2021年(予定)
贈った・・・65.0%・贈らなかった・・・21.5%・未定・・・13.5%

2021年にお歳暮を贈ることを検討しているのは、「未定」の人も含めて約78.5割。いわゆるコロナ前の2019年と比較すると15%ほど増えています。

贈る予定の相手は、親戚(58.1%)、両親(44.1%)、友人・知人(28.2%)上司(17.4%)が上位に。今年帰省せず、両親または祖父母にお歳暮を贈る”帰省暮派”は48.1%でした。

2021年「みんなのお歳暮」は予算はいくら?

今年のお歳暮1件あたりの予算は、「3000円~5000円未満(51.2%)」「5000円~7000円未満(28.8%)」「7000円~1万円未満(13.1%)」「3000円未満(4.5%)」「1万円以上(2.3%)」。この傾向は2020年とさほど変わっていないようです。