【30~60代】ファミリーの平均貯蓄額
まずはファミリーの平均貯蓄額について、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」を参考に、二人以上世帯の貯蓄額から見ていきます。
貯蓄ゼロ世帯もあわせて確認しましょう。
【二人以上世帯】貯蓄額平均/中央値/貯蓄ゼロ率
- 30代:591万円/400万円/8.2%
- 40代:1012万円/520万円/13.5%
- 50代:1684万円/800万円/13.3%
- 60代:1745万円/875万円/18.3%
平均貯蓄額をみると、1000万円を超えるのは40代以降。30代は約600万円ほどです。
ただ平均は一部の富裕層の影響を受けるため、中央値を見ると30代で400万円、40代で520万円と大差がありません。
この年代は住宅ローンを抱えながら教育費を支払うご家庭が多いため、貯蓄が進みにくいところもあるでしょう。
50代になると中央値は800万円に。しかし2019年に話題となった「老後2000万円問題」には備えられない結果となりました。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。