3. ステップワゴンの変幻自在なシートアレンジ

ミニバンのインテリアで注目したいシートアレンジでしょう。新型ステップワゴンには、2列目に前後・左右のスライド機構を採用しています。

2列目は左右の座席を独立させたキャプテンシートで、左右それぞれのシートを離して、自分だけの世界を集中することができるだけでなく、左右の座席をぴったり寄せてベンチシート代わりにすることができます。

そして2列目座席の前後方向スライド機能は、先代モデルを上回るロングスライドを実現しました。

2列目シートを一番後ろに下げて、休憩で使うだけでなく、2列目シートを一番前にすれば運転席からでも手が届くため、休憩時などに子どもを世話することも可能です。

ミニバンの特徴である3列目シートもステップワゴンは他社の同クラスとは違う独自機構を採用。ライバルであるトヨタノア・ヴォクシーや、日産 セレナの3列目シートは、左右跳ね上げ式を採用しているのに対して、ステップワゴンは6:4分割格納式を採用しました。

他社の跳ね上げ式収納と比較した場合、分割格納式は座席が床下へすっきりと納まるため、左右後方の視認性を高くすることができます。

また2列目シートをスライドする場合、収納した3列目が邪魔にならないので座席のスライド量を長くすることができると言う特徴があります。