【業種別株価動向】個別物色が継続、ソフトバンクG、任天堂が大幅上昇

情報・通信株、空運株、その他製品などの上昇率が高い相場展開

株式市場では業種別(セクター別)株価指数動向を見ていくと、株式市場動向をさらに深く理解することができる。ここでは東証33業種に関して1週間(2017年5月8日から5月11日)の株価動向を振り返る。

業種別振り返り-個別物色の相場展開となった1週間

今週は、情報・通信株、空運株、その他製品株を始め19業種が上昇。

2017年3月期の当期純利益が1兆円超えと伝わったソフトバンクグループ(9984)が値を上げた。米WTI原油先物価格安を背景に、燃料安の思惑から、JAL(9201)、ANAホールディングス(9202)といった空運株も堅調に推移。

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また、据置型ゲーム機「Nintendo Switch」等の販売好調を受け、一部証券会社が目標株価を引き上げた任天堂(7974)は年初来高値を更新した。

一方、繊維製品株、海運株、水産・農林株など14業種が下落。

一部証券会社が目標株価を引き下げた東レ(3402)が年初来安値を更新。直近の決算内容が引き続き嫌気された商船三井(9104)も安い。

今後のマーケット見通しの注目点

今週は、個別物色の動きが強まる相場展開となった。マーケット参加者の関心が高かったフランス大統領選挙も市場予想通りの展開となったことや、円安/ドル・ユーロ高を好感し、マーケット全体に買い安心感が広がった。

しかしながら、直近のザラ場を見ていると、先物売りと思われる動きが断続的に出ていることから、今後は、様子見姿勢が強まる相場展開と考える。

出所:SPEEDAおよび東証で取得したデータをもとに筆者作成

岡野 辰太郎

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。