投資で成功する人に共通して見られる5つの習慣

皆さんの身近に投資で成功した人はいますか? 自分に近いところにいても意外に気付きにくいものです。その最大の理由は、投資に成功したことをひけらかさず、どんな状況に置かれようとも冷静に物事の本質を見極めようとする人が多いからです。

今回は、投資で成功した人たちに共通して見られる5つの習慣や特徴についてまとめてみました。また、その習慣や特徴から何が得られるのかについても考えてみました。

その1:早起きである

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株式市場で財を成した人には早起きの人をよく見かけます。ここで言う早起きというのは午前6時に起きる人のことではありません。早ければ4時台、5時台に起床する場合が多いのです。もちろん彼らは就寝時間も早く、しっかりと睡眠時間を確保しているということも付け加えておきます。

さて、朝起きて何をするかといえば、その日にすることを静かに考えるようです。また、海外市場がどうであったか、どのようなイベントがあり、資本市場はどのような反応をしたのかを整理したりします。

投資家は常に、自分の考えと投資家全体のコンセンサスである現在の市場のギャップで儲ける人たちです。資本市場がどのような心理状態にあるのか、また自分の投資判断はどうすべきなのかを整理することは基本中の基本です。その最も重要なプロセスを1人になれる、また集中できる時間を確保して投資行動に結びつけています。

多くの人は夜更かしをして生活のリズムが乱れるのを何とか食い止めようとする程度ですが、成功する投資家は自分のペースを守ることに重きを置いているように見えます。まるでスポーツ選手のルーティンのようです。周りから見れば、融通の利かないマイペースな人と片付けられてしまいそうですが。

その2:感情を上手にコントロールできる

お酒を例にしてみましょう。

お酒が強い人は良いのですが、そうでない人はお酒で自分のペースを乱してしまうことがあります。また、仮にお酒が強くても、量が過ぎれば自分の生活のペースを乱しかねません。自分の回復力以上にアルコールが回ってしまう場合には、ひどい場合には翌日まで自分の状況を正しく判断することが難しくなることもあります。

お酒は適切な量を摂取する分にはよいのでしょうが、ややもすると疲労などを隠してしまうこともあります。自分で疲れていることに気づかないでいると、適切な判断ができないという事態にも直面します。

自分をよく理解している投資家は、株式市場などが開いている平日は極力飲酒を控えるといいます。お酒は好きだ!という人でもこのように自制ができる、感情のコントロールが上手な人だなと感じることが多々あります。睡眠の質に結果的にこだわっている人が多いようです。

その3:物事が俯瞰できる

「物事を上から広く見渡すことができる」と言うのは簡単ですが、実際にやるとなると非常に難しいことです。投資家多しといえども、あらゆる物事を俯瞰して見ることができる人は少ないのではないでしょうか。

一方、物事を俯瞰できるということは、悪く言えば「上から目線」ということになります。ただ、投資に関して言えば、上から目線は決して悪いことではありません。

投資はつまるところ、多数の意見の集合体であるコンセンサスと自分の考えとのギャップを埋めることで超過収益を得ることができます。人と違った見方をし、その中で投資対象に対して多くの人が気づいていない価値を見出せることが超過収益を得るための第一歩だからです。

投資家の中には些細な点にこだわる人も多いですが、そうしたことに目を奪われる人は大きなトレンドを見失いがちです。誤解を恐れずに言えば、細かな点にこだわるアナリストと大きな流れに注目するポートフォリオマネージャーの違いと言ってもよいかもしれません。

アナリストの方が細かな情報に接することが多いので、最初に変化に気付けるポジションにいるはずなのですが、目の前の情報量が多すぎて大きなトレンドを見失いがちです。ポートフォリオマネージャーは、様々な産業や企業を比較・分析する機会が多くあります。

そうしたお互いの長所と短所を補うために、アナリストがポートフォリオマネージャーを兼任することで大きな成功を収めた外資系運用会社もあります。

その4:他人の話を聞くのがうまい

成功する投資家といえども人間です。投資アイデアをすべてを自分で思いつき、実行できるわけではありません。できる投資家ほど人の意見に耳を傾けます。そして、ひととおり話を聞いた後、「議論をしよう」と座りなおします。

議論を通して多くの人から話を聞き、その中でジグソーバズルのピースを埋めるように全体像を作り上げていくのです。情報はあまりにも多すぎると処理に困ることもありますが、全くなくても新しいアイデアを考えつくきっかけを失ってしまいます。

日本では議論というと異なる意見をぶつけ合うので、ややもすれば喧嘩っぽくも見えますし、当の本人たちも感情がぶつかり合うような場面は多いでしょう。

一方、外国人で成功した投資家は、お互いの意見を出し合った末にはノーサイドとなります。その理由は、結果は自分の意思決定にゆだねられるからです。自分で責任を取るということでもあります。

株式市場のような資本市場の良いところは、どれだけ意見をぶつけ合ってもしばらくすれば市場の中で結果を確認することができるところです。議論は自分の意見が他人とどこが違うのか、どの位置にあるのかを確認ができればよいのです。自分が合っていて、他人が違っていたと目くじらを立てる必要もないわけです。

その5:質素(ケチ)である

これは意外かもしれませんが、お金の大切さを知る人ほど無駄遣いをしないということなのでしょうか。お金をたくさん持っているはずなのに、ラーメンやコーヒーでも割り勘です。また、服装にもこだわらず、乗る車は国産車という人も多く見られます。

よく言えば、自分のアイデアが正しいかどうかにこだわるあまり、投資以外には興味がないということでしょうか。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。成功する投資家の習慣や特徴を見てきました。この5つのポイントが当てはまったからといって投資に成功するというわけではありませんが、共通項としてよく見られるものです。こうした特徴にどういった背景があるのかを考えてみるのも面白いかと思います。

投信1編集部

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