コロナ禍でキャッシュレスが普及した今、クレジットカードは私たちの生活に欠かせないものとなっているのではないでしょうか。

クレジットカードで心配なのが不正利用についてです。

今回は一般社団法人日本クレジット協会のデータを元に2022年(1月〜3月)のクレジットカードの不正利用額について解説していきます。

昨年のデータも参考にしながら、どのような被害が多いのかも解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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1. クレジットカードの不正利用額、2022年(1月〜3月)は…

それでは早速、クレジットカードの不正利用額について解説していいきます。

一般社団法人日本クレジット協会が2022年6月に公開した「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2022年(1月〜3月)のクレジットカード不正利用被害は100億1000万円になることがわかりました。

2014年〜2021年の不正利用被害額は以下のとおりです。

  • 2014年(1月~12月):114億5000万円
  • 2015年(1月~12月):120億9000万円
  • 2016年(1月~12月):142億円
  • 2017年(1月~12月):236億4000万円
  • 2018年(1月~12月):235億4000万円
  • 2019年(1月~12月):274億1000万円
  • 2020年(1月~12月):253億円
  • 2021年(1月~12月):330億1000万円

2014年は1年間で114億5000万円であることから、2022年は1月〜3月のたった3ヶ月で2014年と同等の金額の被害がでていることになります。

このペースで不正利用が発生した場合は、過去最大の400億円を超える可能性もあるでしょう。

2. 不正利用の手口について

ここからは2021年(1月~12月)と2022年(1月~3月)の不正利用の手口の内訳をみていきましょう。

2.1 2021年(1月~12月)

  • 偽造カード被害額:1億5000万円(構成比:0.5%)
  • 番号盗用被害額:311億7000万円(構成比:94.4%)
  • その他不正利用被害額:16億9000万円(構成比:5.1%)

2.2 2022年(1月~3月)

  • 偽造カード被害額:2000万円(構成比:0.2%)
  • 番号盗用被害額:94億6000万円(構成比:94.5%)
  • その他不正利用被害額:5億3000万円(構成比:5.3%)

不正利用の手口については、昨年と傾向が似ており、番号盗用被害額が9割を超える結果となっています。

偽造カード被害とその他不正利用被害については占めている割合が少なく、番号盗用被害が最も多いことがわかります。

3. まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。

今回はクレジットカードの不正利用について解説しました。

一般社団法人日本クレジット協会が2022年6月に公開した「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2022年(1月〜3月)のクレジットカード不正利用被害は100億1000万円であり、番号盗用被害額については9割を占めていることがわかりました。

このままいくと、クレジットカードの不正利用被害額は過去最高のペースとなります。

最近ではナンバーレスのカードの登場も見受けられます。

そのようなカードを利用するなど、セキュリティが高いクレジットカードを利用することをおすすめします。

少しでも参考になれば幸いです。

参考資料

藤原 悠喜