30~40歳代の平均貯蓄額はいくらか
今年は物価高が相次ぎ、家計への影響を厳しく感じた方も多いと思います。
特にお子さんを育てている30~40歳代の方は、教育費や住宅ローンの支払いに老後資金の準備もあり、資産設計に悩む方も多いでしょう。
日々の生活費も楽ではなく、思うように貯蓄できない世帯も少なくありません。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」によると、30歳代の二人以上世帯の貯蓄は以下の通り。
30歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
平均では700万円以上となっていますが、より実態に近い中央値は200万円台です。
これから1人あたり基本的に1000万円かかるといわれる教育費を貯めながら老後にも備えるとなると、厳しい現状がわかるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。